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年末年始の水漏れトラブル! 業者が休みの場合、応急処置どうしたらいい?

お役立ちコラム

いよいよ2022年も残すところ、あと一ヶ月というところですね。年末年始はお仕事だという方も、お休みだという方も、年の終わりと始まりはどこか気持ちが浮つくそんな時期ですよね。しかし年末年始は意外にも水漏れトラブルが多く発生しています。また業者も年末年始でお休みというところも少ないくないため、ゆっくりしたい年末年始にバタバタしてしまうなんてことも・・・。そうならないためにも、万が一の際に備えてよくある水漏れトラブルの応急処置について解説していきます。一度頭の中でシュミレーションしておくと、水漏れが発生した際も冷静に対処ができます。

蛇口からの水漏れ

蛇口はキッチン、洗面台、洗濯機、外用水栓など家のさまざまな場所に存在しています。特に使用頻度が高いキッチンや洗面台などは水漏れが発生しやすく、一度発生してしまうと原因を解決するまで水漏れは止まりません。そのため水道代が高くなってしまったり、その他の部分に影響が及んでしまうなどのの可能性があり、水漏れに気付いたらすぐに対処する必要があります。

蛇口からの水漏れの原因と応急処置

▶水漏れの原因
蛇口からの水漏れの場合、内部部品の劣化や接続部分のゆるみ、接続部分にゴミが溜まるなどによる原因が考えられます。またその他に、蛇口を強くしめてしまう癖がある方も注意が必要です。蛇口は強くしめることを想定されていないため、必要以上の力を加えてしまうことにより摩耗してしまう、劣化が早まるなどの可能性があります。

▶応急処置
蛇口は給水管からの給水を受けて、水が出せるようになっています。蛇口がどこに設置されていても滞りなく水を使用できるよう、通常の給水管は配管内に圧力がかかっており、蛇口を開けている限り水は流れ出ます。そのためまずは最初に止水栓をしめ、出ている水を止めましょう。その次に接続の部分をしめ直したりゴミを取り除くなどをし、止水栓を開けて様子を見てみてください。これで解決しないようであればパッキンなどの内部部品を交換する必要があります。内部部品はホームセンターなどで手に入れることができますが、夜中などでホームセンターがしまっているなどの場合は部品を揃えるまでの間、水を使う時だけ止水栓をあけ、水を使っていない時は止水栓をしめるなどの対策を行うことで、水漏れを最小限に防ぐことが可能です。

配管などの接続部分からの水漏れ

水を使用する場所には必ず配管が設置してあります。キッチンや洗面台であれば収納などがある下部部分、洗濯機であれば蛇口とホースの接続部分など・・・意外にも水漏れを起こす可能性がある部分は、日常生活の中に多く隠れています。特に配管関係は床上、床下浸水などを引き起こす重大な水漏れに発展しやすく注意が必要です。また配管は給水管、排水管の2種類がありますがそれぞれ対処法が異なります。臭いや色から判断し、水漏れが発生した際はどちらの配管からの水漏れかを確認することが大切です。

配管からの水漏れの原因と応急処置

▶水漏れの原因
接続部分からの水漏れの場合、接続部分内部の部品の劣化や摩耗によって水漏れが起きている可能性があります。洗濯機部分であれば蛇口とホースの接続のゆるみや、ホースそのものの破損によって水漏れが起きることもあります。

▶応急処置
給水管からの水漏れが原因であれば、まずは水漏れが発生している部分の止水栓をしめましょう。こうすることで一時的に水が流れ出すのを止めることができます。止水栓が見当たらない場合は、家の元栓をしめることで家全体の水の給水を止めることができます。ただしお手洗いなども使えなくなるため、同居家族がいる場合には声をかえてから、元栓をしめましょう。蛇口からの水漏れと同様に内部部品の故障であれば、部品を交換することで水漏れが解消します。そうではない場合で配管やホースなどそのものに水漏れがある場合は、防水テープを巻き付けることで応急処置をすることができます。排水管からの水漏れの場合は、水を新たに流さなければそれ以上悪化することはありません。しかし排水管内部に残っている汚水が出きらないと、ずっと水漏れが起きてしまうのでバケツなどで受け止めることが大切です。こちらも防水テープで一時的にしのぐこともできますが、手が届かない場所にあり排水管からの水漏れが考えれる場合、水漏れが起きている場所を使わないようにすることで、被害の悪化を防ぐことができます。

配管や排水口からの逆流

水漏れトラブルで大なり小なり発生件数が多いのが、配管は排水口からの逆流です。排水トラブルが発生していることに気付かないでいると、排水が上手くできずに床が水浸しになっていたり、排水管内から流れ出たゴミなどが戻ってきてしまい衛生面でもよくありません。そのため気付いたらすぐに対処できるよう、排水不良を感じたらすぐに対処するようにしましょう。

配管や排水口からの逆流の原因と応急処置

▶逆流の原因
排水管からの逆流は、内部に異物がつまっていたり、汚れの蓄積による排水不良が考えられます。排水口の逆流は、主に部屋キャッチャー部分に髪の毛や石鹸カスなどが溜まっていることによる排水不良であったり、バルコニーなど外部であれば落ち葉などが排水口を覆うことによって排水不良が発生します。いずれにしても排水口でつまると全く水が流れなかったり、使用する水の量に排水が間に合わずに逆流してしまうといったことが起きます。

▶応急処置
排水管からの逆流であれば、パイプ用洗浄剤などを使用し内部のつまりを除去することで、排水が可能になることがあります。またシンク下の排水管部分であれば分解することで、内部の詰まりや異物を直接取り除くことも可能です。排水口が原因の場合は、排水の妨げとなっている髪の毛やゴミなどを取り除くことで問題なく排水ができることがほとんどです。

賃貸の水漏れの対処法

賃貸の場合でもこれまで解説してきた応急処置法で基本は問題ありませんが、内部部品の交換などは勝手に行ってしまうと規約違反と取られてしまう場合もありますので注意が必要です。賃貸の場合は管理やメンテナンスを管理会社が大家さんが行うことがほとんどですが、その場合依頼する業者を決めているという場合もあります。また例え修理であっても現状と異なる状態になるため、賃貸としては勝手にDIYされたような形になってしまうため、賃貸の無断修理は基本的にはタブーとなっております。

応急処置後は管理会社や大家さんに連絡する

止水栓や元栓をしめ、周辺に水が溢れてしまっている場合などは先に後片付けを済ませてから、賃貸の管理会社や大家さんに水漏れトラブルが発生したことを報告しましょう。また修理を自分で行いたいと考えている方は、自分での修理を行っていいかの確認を必ず取るようにしましょう。業者に修理を依頼したいと考えている方は、個人で業者を依頼するべきなのか、指定の業者があるのかを確認しましょう。このような場合の取り決めは契約書などに記載されていることも多いですが、意外にも見落としがちな部分ですので、時間がある時に確認しておくと安心ですよ。

下階への被害も考慮し、もしもの場合は保険を検討する

場合によっては水漏れ被害が下階に及ぶ可能性もあります。そのため管理会社や大家さんから、該当箇所の家具家電の避難などを伝えてもらうようにしましょう。急を要する場合で下階にアクセスできるタイプの賃貸であれば、直接伝えに行くことも検討してもいいかもしれません。また下階へ被害が発生してしまった場合には、大きな過失・故意以外の場合は保険適応で賠償することも可能です。自分の家に被害が発生してしまった場合には「借家人賠償責任保険」、下階への被害が発生してしまった場合には「個人賠償責任保険」が適応となります。

◎合わせて読みたい記事!
排水管の水漏れは保険適用で修理ができる? 適応される保険と条件とは?
https://www.elife-suidou.com/2022/11/21/8991/

年末年始の水漏れトラブルを防ぐためには?

水漏れトラブルはある日突然起きるため、予測が困難です。水漏れの内容によっては被害は深刻なものとなるため、いざ目の前で水漏れトラブルが発生したとなると焦ってしまいますよね。そうならないためにも、普段からの予防は大切です。水漏れトラブルは仕方がないものと思われがちですが、日々のお手入れや適切なメンテナンスにより、突然の発生を予防することは十分に可能です。年末年始を心穏やかに過ごすためにも、最後に水漏れトラブルを予防する方法について解説していきます。

配管や水回り設備は定期的にメンテナンスを行う

一番予防に効果的なのは、定期的なメンテナンスを行う事です。配管や水回り設備は、本来は頻繁に水漏れを引き起こすものではありません。そのためメンテナンスを行わなければいけないという認識を持ちにくいですが、実はそれぞれにメンテナンスは必要になります。配管であれば接続部分のゆるみや部品の劣化を確認してもらったり、年数によては配管そのものの交換も必要になります。また汚れによる逆流を防ぐために、配管内部の汚れを高圧洗浄で洗浄することも可能です。高圧洗浄については以下の記事でも触れていますので、詳しく知りたいという方は是非ご覧ください。

◎合わせて読みたい記事!
排水管の水漏れトラブルに高圧洗浄を使うのはなぜ? 悪徳業者に騙されないために
https://www.elife-suidou.com/2022/09/01/8618/

水回り設備は生産しているメーカーなどから推奨メンテナンス期間が出されているため、メーカーホームページなどを確認することもオススメです。ほとんどの物が推奨メンテナンス期間を過ぎても性能がいいために問題なく使えるようですが、どうしても使用しているうちに劣化はしていくものです。そのため問題なく使えていたとしても、困る前に交換するなどをして心配な材料を減らしておくと安心です。メーカーにメンテナンスを依頼するという手もありますし、個人で業者に依頼するという手もあります。個人で依頼したいけど、初めてでどうしたらいいか分からない・・・という方は、水道工事業者に依頼すると安心です。以下の記事で水道工事業者の選び方について触れていますので、こちらも是非ご覧ください。

◎合わせて読みたい記事!
水道工事の業者の選び方! 初めて依頼する際は何を見て決めるべき?
https://www.elife-suidou.com/2022/09/07/8676/

こまめに掃除をする

日常生活の中で水回りトラブルを予防していくには、日々の掃除が大切です。誰でも簡単に行うことができ、水漏れトラブル予防の面から見ても効果があります。蛇口や排水管などの水漏れ、逆流はゴミが溜まることで発生しやすく、また放置することでどんどん悪化していきます。そのため定期的に蛇口付近を掃除したり、配管の清掃をしたり、排水口にはゴミを溜めないように意識しながら掃除に取り組んでみましょう。また掃除をすることで気付きくいシンク下の水漏れや、蛇口からのじわじわとした音のしにくい水漏れにも早く気付くことができます。

まとめ

弊社では水回りトラブルの無料お見積り、修理を行っておりますのでお困りの際は是非ご連絡ください。関東エリア・東北エリア・東海エリア・関西エリアの各拠点にスタッフが待機しておりますので、お問い合わせから最短20分で駆けつけます。不安なことがありましたら是非ご連絡ください。