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管理会社が休みの場合の水漏れトラブル!どのように対応すればいい?

お役立ちコラム

水漏れトラブルが発生した際の賃貸入居者の対応は、加害者側であっても被害者側であっても、まずは管理会社もしくは大家さんに連絡をするというのが基本的なルールです。しかし水漏れトラブルはある日突然発生することが多く、連絡しようにも管理会社が休みであったり、大家さんになかなか連絡がつかない・・・なんてケースも十分考えられます。ではそのような状態に陥ってしまった時、一体どのような対応をすればいいのでしょうか。水漏れトラブルは誰にでも起こりうることですので、加害者・被害者の両方の立場の場合を想定した対処法を知っておくと、万が一トラブルに発展しても困ることはありません。それではさっそく管理会社が休みの場合の水漏れトラブルの対処法について、一緒に見ていきましょう。

自分が水漏れトラブルを起こしてしまった場合の対応

まずは自分が水漏れトラブルを起こしてしまった場合の対処法について解説していきます。賃貸での水漏れトラブルは、例え自分に過失がなくても自分の居住スペースから発生してしまったものに対して、適切に被害の拡大を食い止める努力をする必要があります。また業者を呼ばずにできる水漏れトラブルの対策方法もございますので、応急処置方法の解説もしていきます。

応急処置が可能なケース

▶給水管からの水漏れ
水漏れトラブルと聞くと、ドバドバと蛇口から噴水のように水が噴き出すもので、あのようになってしまったら対処できないのではないか・・・と思われる方も多いですが、ドバドバ蛇口から噴き出す系の水漏れは自分で止めることができる場合がほとんどです。蛇口やシャワーヘッドなど、綺麗な水が出てくる場所からの水漏れは、給水管という配管から水が供給されています。給水管の場合は、どこの蛇口に対しても滞りなく適した水圧で水が供給できるように、常に配管内に圧力がかかっている状態です。そのため蛇口などの吐水口でトラブルが発生してしまうと、その水を止めるものがなくなり水がドバドバ、そこまで酷くない場合はチョロチョロ、ポタポタ流れ出てきてしまうのです。この場合はすぐに使用している水回り付近の止水栓か、元栓をしめるようにしましょう。これでほとんどの場合は水が必要以上に噴き出す、ということはなくなります。

▶排水管からの水漏れ
排水管からの水漏れの場合、臭いや色に特徴があることが多いです。対処可能な排水管の水漏れ箇所としては、キッチンや洗面台のシンク下にある排水管、排水管との接続部分から水漏れしている場合です。対処法は簡単で、この場合の水漏れは使わなければそれ以上水漏れすることはありません。またS字配管などの場合は溜まっている部分の水が抜けるまで、下にバケツを置くなどして対処すれば問題ありません。配管接続部分は一時的に防水テープで補強する方法もあります。ただし排水管からの水漏れは綺麗な水ではありませんので、水漏れした部分を拭くなどする場合は直接触れない、触れてしまったらしっかり手洗いをするなど衛生面での配慮が必要です。

応急処置が難しい場合は、自ら業者を呼ぶ

上記では自分で対処が可能な応急処置について解説を行いました。しかし水漏れトラブルの中には、壁の中で水漏れしている音がする、原因が分からないが下階などですでに影響が出ている、応急処置をしたが収まる気配がない・・・など、管理会社や大家さんからの連絡を待っている間にも被害が拡大する可能性が考えられる場合、被害を拡大させないために自ら業者を呼ぶようにしましょう。契約の中で勝手に業者を呼ばないでくださいと書かれているから対処に悩んでしまうという方も多いかと思いますが、水漏れトラブルは被害が拡大するにつれて建物の損害、人命の危険などが伴うため、臨機応変に対処しなければならない場面もあります。しかしその際に注意していただきたいのが、以下の内容です。

・業者を手配しながらも常に管理会社や大家さんと連絡を取り合う。
・水漏れトラブルの状況を写真や動画に残し、対処する必要があった証拠を残す。
・作業完了後には一連の流れを報告する。

常に連絡を取ろうとする姿勢や、連絡がつかずすぐに自分で対処する必要があった証拠を残しておくと、後々契約違反などのトラブルになったとしても大きな責任を問われるようなことにはなりません。また作業完了後にどの業者に依頼したのか、どのくらい費用がかかったのか、どんな理由で依頼したのか、実際にどんな被害が発生したかをテキストメールなどで送付しておくようにしましょう。

自分が水漏れトラブルを受けてしまった場合の対応

上記では水漏れトラブルを起こしてしまった側での対処法を解説してまいりましたが、時に自分が水漏れトラブルを受ける側になってしまうこともあります。中には「水漏れトラブルをなかったことにして責任逃れをしようとする」「過失があったことを認めない」などと住民間や管理会社、大家さんとの責任の押し付け合いになってしまったり、最悪の場合泣き寝入り・・・なんてケースも考えられます。そのため水漏れトラブルを受ける側になってしまった場合も、後々不利にならないようしっかりと動く必要があります。

被害状況の証拠を残しておく

まずは被害に気付いたそのタイミングで、日付や時刻が分かるように写真や動画に残しておきましょう。上階からの水漏れで天井やクロスにシミがついてしまったなどの場合は、その責任が管理側にあれば管理側が、上階の入居者にあれば入居者から被害分の賠償を受けることができます。しかし「うちは水漏れなんかしてない」「自分で付けたシミではないか?」などと言われてしまい、正当な要求でも受け入れてもらえないなんてケースもあります。そのためいつ被害を受けたのか、などを証拠として手元に残しておくようにしましょう。可能であれば被害前の写真もあるとよりいいです。

管理会社や大家さんに報告をする

水漏れトラブルの被害を放置してしまうと、退去時に原状回復費用を請求されるという可能性もあります。退去時に上階からの影響ですと言っても時間が経過してしまっている場合は、水漏れトラブルの正確な原因追及は難しいですし、分かっていながら放置して被害を拡大させたとして自分が原因の水漏れトラブルでなくても過失と取られてしまう可能性もあります。そのため水漏れトラブルで被害を受けたと気付いたら、管理会社や大家さんにそのタイミングで連絡がつかなくても、テキストメッセージを送るなどして連絡を入れておくようにいましょう。

トラブルに関わっていない第三者に相談する

被害を受けてしまった場合、自分に過失がなければ相手の入っている保険などで保証してもらう、保険未加入の場合は相手から直接被害を受けた費用を支払ってもらうという流れが一般的です。しかしこの場合、水漏れの原因とその責任がハッキリしていないといけません。明らかに上階からの水漏れであるにも関わらずいつまでも言い逃れしており、結局被害を受けた分の費用を支払ってもらえない、管理会社や大家さんもしっかり対応してくれない・・・などの場合は、弁護士や消費者センターに相談してみるという手もあります。

管理会社や大家さん以外にも考えられる緊急連絡先

実は管理会社や大家さん以外にも、電話するとなんらかの形で対応をしてくれる可能性があるところもあります。物件の契約などによっても変わってきますが、これから紹介する連絡先に該当しているかもしれないという方は、業者や第三者に連絡する前に一度連絡をしてみるようにしましょう。

24時間対応のサポートセンター

場合によっては24時間対応のサポートセンターを利用することもできます。サポートを受けるための条件としては、賃貸を契約した際に自分で加入していることです。サポートの内容はさまざまで、簡単な修理であれば無料で駆けつけてくれて対処してくれるというところもあります。加入時に貰った契約書やサービスの説明内容を確認しておくと安心です。

火災保険の緊急対応サービス

賃貸での火災保険加入は義務付けられているものではありませんが、万が一のトラブルを考えほとんどの方が加入されているかと思います。多くの方は契約時に提示された火災保険にそのまま入っているパターンかと思いますが、中には自分で選んで加入しているという方もいらっしゃるかと思います。火災保険に関しては保険の内容によってさまざまではありますが、水漏れトラブルの際に駆けつけて対応してくれる緊急対応サービスがあるものもあります。火災保険加入時に緊急対応サービスまで確認されているという方は少ないかと思いますが、契約時の資料を確認し該当するようであれば使用することができます。

万が一の際に備え、緊急連絡先を登録しておく

水漏れトラブルの際に、管理会社や大家さんと連絡が付かなかった際の連絡先として、24時間対応のサポートセンターと火災保険の緊急対応サービスについて解説をしてまいりました。知らなかったという方も多いのではないでしょうか。水漏れ発生時に契約書を細かく確認している余裕はないかと思いますので、万が一の際に備えて管理会社や大家さん以外の緊急サービスを電話帳登録などしておくと便利です。また余裕がある時に、トラブル発生時に連絡が取れないときはどうすべきか、管理会社や大家さんに聞いておくと安心です。緊急対応サービスが該当しないという方でも、もしもの時にすぐに業者を手配できるよう管理会社や大家さん指定の業者や、自分で調べておいた業者を登録しておくと、突然のトラブルにも冷静に対処することができます。

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まとめ

弊社では水回りトラブルの無料お見積り、修理を行っておりますのでお困りの際は是非ご連絡ください。関東エリア・東北エリア・東海エリア・関西エリアの各拠点にスタッフが待機しておりますので、お問い合わせから最短20分で駆けつけます。不安なことがありましたら是非ご連絡ください。