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夏はエアコン火災に注意! 使用前には試運転で安全対策を!

お役立ちコラム

既に梅雨入りしている地域も増えてきましたが、気になるのが日本各地で相次ぐ猛暑日です。30度近い気温になることも増え、お住まいの地域によっては既に本格的にエアコンを使用されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、そんな夏直線に増えてくるのがエアコン火災です。ストーブなどの暖房器具と違い、エアコンの冷房使用時には火災というイメージが浮かびにくいですよね。しかし、実際に日本国内ではエアコンによる火災は6月~8月に多く見られ、過去には死亡事故が発生しています。夏には必要不可欠なエアコンの冷房ですが、一体なぜ火災につながってしまうのでしょうか。今回はエアコンを安全にしようするためにも、エアコン火災の原因や安全に使う方法について解説していきます。

なぜエアコンで火災が発生するの?

エアコンが火災の原因になると聞いて、驚かれた方も多いのではないでしょうか。エアコンは電気機器のひとつであるため、火災のイメージが付きにくいですよね。しかし、家電機器はメンテナンスを正しく行えていなかったり、間違った使い方をすることで火災につながることがあります。エアコンも同様でメンテナンスや使い方が適切でない場合、火災につながることがあります。では具体的に、どんなことがエアコンの火災につながってしまうのか、詳しく見ていきましょう。

不適切なメンテナンスによるもの

エアコンを本格稼働する前にきれいに掃除をしておきたい、という方も多いのではないでしょうか。そのため、夏前のこの時期に業者を呼んでメンテナンスを行う方もいれば、慣れているから自分で分解して清掃を行うという方もいるかと思います。しかし、その際に使用した洗浄液をしっかり拭き取れていないなどの不適切なメンテナンスが原因で、エアコン稼働時に洗浄液に引火して家事になるといったケースが実際に報告されています。こうした事例は自分で無理に清掃したことが原因の場合もありますが、業者の不手際によるものもあります。

配線の無理な接続によるもの

本格的に暑くなる前に、エアコンを新しく付け替える、あるいはリフォームのタイミングでエアコンの位置を変えるという方もいらっしゃるかと思います。そんな時に気を付けたいのが、エアコンの配線です。配線は非常に複雑な場合もあり、慣れていない業者に依頼してしまったり、DIYで行ってしまうと間違った配線を行ってしまうことがあります。過去には無理な配線によるエアコンの火災が発生しており、メンテナンス同様注意が必要です。

経年劣化によるもの

住宅の設備と同様に、エアコンにも推奨された使用期間があります。エアコンのメーカーや種類によって異なりますが、一般的な使用頻度のエアコンであれば10年~15年と言われています。しかし、多くのエアコンは10年を過ぎると何らかの不具合を感じやすくなってきます。そうした症状を放置したままにしてしまうと劣化が加速し、断線やホコリの蓄積による火災が発生することがあります。

冷媒漏れによるもの

エアコンの冷媒は、暖房・冷房使用時の空気を運ぶ役割のあるフロンガスのことです。エアコン本体と室外機をつなぐ配管を移動して、エアコンの温度を最適に保ってくれる働きがあります。しかし、この冷媒が地震の衝撃や劣化など、何らかの原因によって漏れる出てしまうと、室内やエアコンの周囲に冷媒が広がる可能性があります。もし冷媒が漏れた場合、冷媒は蒸発してガス状になり、周囲の空気と混ざります。このとき、冷媒は空気よりも重いため、床や低い場所に溜まる傾向があります。その際に冷媒が火気と接触してしまうと、引火や爆発のリスクが生じます。

エアコンからの水漏れによるもの

エアコンからの水漏れ、経験したことがあるという方もいらっしゃるのでないでしょうか。エアコンから水漏れしてしまう原因として、ドレンホースのつまりや凍結、フィルターの汚れなどによる目詰まりがあります。しかしエアコンからの水漏れよって、コンセントなどに水が入り込んでしまい漏電や感電を引き起こすリスクがあります。漏電は火災の原因にもなるため、エアコンの水漏れが間接的な原因になってしまうことがあります。

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エアコンを安全に使うためには試運転が必須!

ここまでで、エアコンにはさまざまな火災のリスクがあると知っていただくことができたのではないでしょうか。こうしたエアコンによるトラブルは、発生してしまってからでは命の危険もあり、大変恐ろしい物です。そこで大切なのが、エアコンの試運転です。エアコンの試運転は、問題なく冷暖房が使えるかの確認以外にも、ここまで解説したような火災の前兆が潜んでいないか確認するためにも必要なことです。今年の夏も安全にエアコンを使うために、ここからはエアコンの正しい試運転の方法について解説していきます。是非今日から実践してみてくださいね。

試運転前の準備

試運転を行う前には、室外機周辺の環境を確認しましょう。付近に物を置いていないか、また室外機に汚れが溜まっていないかなどの確認が必要です。冷媒漏れによる火災では、室外機付近からの発火もあるため、普段目につかない室外機だからこそ注意して確認する必要があります。また室外機カバーを取り付けている方は、カバーの外し忘れがないよう注意しましょう。

冷房16~18℃で10分間運転

エアコンのリモコンの電源をオンにし、冷房モードを選択して、温度を16〜18℃程度に設定します。初めに、10分間の試運転を行いましょう。試運転時の推奨温度はメーカーによって異なる場合もありますが、

・最低温度で冷房設定する
・室内温度より3℃低くする
・18℃で冷房設定する

といった内容で、基本的に大きな違いはありません。ですので、詳細が分からない場合は最低温度で試運転を行っても問題ありません。エアコンに合わせた試運転を行いたい場合は、エアコンメーカーのウェブサイトや説明書に詳細が記載されていることが多いので、気になる方はそちらも参照して確認しましょう。

試運転中に異常がないか確認する

試運転を行っている間は、エアコンや室外機に異常がないか確認しましょう。具体的には、以下の内容に沿って確認してみましょう。

・エアコンのランプが点滅する
・異音、異臭がする
・送風パネルがリモコンの指示に沿って動かない
・冷たい風が出ない
・水がポタポタと流れ出てくる

このようなトラブルに気付いた場合には、エラーコードを確認し、解決できる問題なのかそうでないのかを確認するようにしましょう。エアコンのエラーコードは記録として残るものですので、万が一エラーコードが分からない場合でも、無理にブレーカーを落とすなどせず業者にその旨連絡し、修理を依頼しましょう。しかし中には何らかのトラブルでエラーコードが残らないケースも実際に起きているため、エアコンのトラブルやランプの点滅などは動画におさめておくようにすると、業者への説明もスムーズです。

異常が確認されなければ20分~30分運転を続ける

もし異常が認められなかった場合は、そのまま20分〜30分程度試運転を継続しましょう。初めは問題がなくても、途中で何らかのトラブルが発生して運転が停止する可能性もあります。そのため、長時間にわたってエアコンが正常に動作しているか確認する必要があります。この段階で、先ほどは見られなかったトラブルが発生することもありますので、エアコンの近くにいて確認できるようにしましょう。また、時間の経過によってエアコンから水が漏れることもあるため、エアコン周辺の家具や家電にも注意が必要です。20分〜30分程度運転し、問題がないようであれば心配する必要はありません。その後も定期的に掃除を行い、時折試運転を行うなどして、夏に向けてエアコンを最適な状態に保ちましょう。

エアコンによる火災を防ぐための予防法とは?

今回はエアコン火災のリスクと、火災に遭わないための正しいエアコンの試運転の方法について解説してきました。いかがだったでしょうか。特にエアコンの試運転は、命を守ることにもつながりますので、時間のある時に是非実施してみてくださいね。最後に、エアコンを毎日使うようになってくる時期に役立つ、自分でできるエアコン火災を防ぐための予防ほうについて解説して終わります。エアコン火災に発展した実例でも、試運転のタイミングでは問題のないケースもあるため、普段のお手入れもとても大切となります。エアコンを本格稼働させる前に、是非以下の内容もチェックしてみてくださいね。

ホコリを取り除く

エアコンは部屋の空気を循環させているため、部屋にある小さなホコリを吸い上げてしまう構造です。これはお部屋をきれいに保っていても、ある程度は自然に起きてしまう仕方のない現象です。そのため、エアコンはお部屋と同様、定期的なお掃除が大切です。エアコンのホコリ取りフィルターは、自宅でのお掃除にも対応できるよう、簡単に取り外しができる仕組みになっています。そのため、安全面に配慮しホコリフィルターを外したら、ホコリを掃除機や乾いた雑巾、ティッシュなどで拭き取り、その後に水洗いを行います。その後可能であれば日光の下で乾燥させ、しっかり乾燥したことが確認出来たら再び元の位置にフィルターを戻して、お掃除は完了です。

カビの除去を行う

エアコン内部は、高温多湿になりやすくカビの繁殖に適した環境になることが多いです。そのため、丁寧に掃除をしていても使用していない間にカビが繁殖していた・・・なんてケースもあります。カビはアレルギーを引き起こすアレルゲンのひとつでもあるため、健康面の安全から見てもない方が望ましいです。カビの除去は専用のカビ取り洗剤を使ったり中性洗剤を使うことで除去できますが、洗剤をしっかり落とせていないと火災の原因につながるため注意が必要です。またカビがフィンにまで蓄積されている場合は、自宅での清掃が難しいこともありますので、プロの業者にクリーニングを依頼するようにしましょう。

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15年以上のエアコンは交換を検討する

古いエアコンを使っている場合は、新しいものへの交換も検討しましょう。「今問題なく使えているから勿体ない」と感じるのはもちろん当然のことですが、夏にエアコンが壊れてしまうと、繫忙期のため業者が即日対応できないことも多いです。また希望のエアコンがすぐに用意できないこともありますので、エアコンは壊れる前に余裕のあるタイミングで交換を検討するのがオススメです。

まとめ

弊社では水回りトラブルの無料お見積り、修理を行っておりますのでお困りの際は是非ご連絡ください。関東エリア・東北エリア・東海エリア・関西エリアの各拠点にスタッフが待機しておりますので、お問い合わせから最短20分で駆けつけます。不安なことがありましたら是非ご連絡ください。