お風呂や手洗いのふとしたタイミング、食器を洗うなどのタイミングでお湯を使う機会は多いですよね。そしてそんなお湯を作り出してくれる給湯器は、思っているよりも毎日使う機会が多いです。そのため突然故障してしまうなんてことも多く、その交換費用は10万円以上、交換する製品によっては30万~40万円かかることも珍しくありません。少しでも交換費用を安くしようと自分で給湯器の交換を試みようと考える方も多いですが、給湯器の交換を素人がやるのは実は大変危険な行為です。今回はなぜ給湯器の交換を自分で行うのが危険なのか、また交換が必要な場合はどのように対応するべきなのかについて詳しく解説をしていきます。
給湯器の交換を自分でやるのが危険な理由とは?
工事を依頼すると、工事を行うにあたって人件費が必ず発生します。こうしたことは給湯器に限らずどのような場面、サービスにおいても共通ですよね。外部に依頼せずに自分で材料を集め工事を行うことで、業者に依頼するよりも安く費用を抑えることができるメリットがあります。また近年動画配信サービスなどで簡単に工事方法を見ることができるため、自分で給湯器の交換ができるのではないかと考えるのも普通です。しかし、冒頭でも触れたように給湯器の交換は自分で行ってしまうのは大変危険です。給湯器の交換を自分でやることがなぜ危険なのか、DIYを検討している方も今一度、一緒に内容を確認しましょう。
取り付けに専門知識や技術が必要
給湯器は一見シンプルな構造に見えますが、中身は水道・ガス・電気のそれぞれの配管や配線が複雑に存在しており、取り付けにはそれぞれの専門知識や技術を持った技術者が取り付ける必要があります。そのため知識がない素人がDIY感覚で給湯器の交換を行ってしまうのは危険です。例え解説動画などを見ながらだったとしても、給湯器に関する作業はかなり難しい作業のため、失敗してしまいやすくなります。
施工不良が命に関わる
給湯器は施工不良が発生すると、不完全燃焼などのトラブルが発生する可能性があります。不完全燃焼が起きると、一酸化炭素が発生し、その一酸化炭素を吸い込むことで中毒症状が発生します。一酸化炭素中毒症状は、軽いものでは頭痛や吐き気などがありますが、命を落としてしまうことも珍しくありません。実際に日本国内でも室内型の給湯器のトラブルにより、一酸化炭素が発生し命を落としてしまっている方がいる悲惨な事故が報告されています。
メーカー保証の対象外になることがある
給湯器は本来、給湯器設置における必要資格を保有した業者が取り付けることを前提に、メーカーが保証を出しているものです。そのため、自分で取り付けしてしまうことでトラブルが発生した場合、メーカー側の保障対象外になる可能性があります。また業者側で工事後の保障の他に点検を行っているケースが多いため、自分で取り付けることができたとしても、その後適切な点検を受けることができず大きな故障トラブルにつながる可能性が高いです。
専門工具を購入する必要がある
給湯器の設置には、モンキーレンチやパイプレンチなどの工具の他に、交換時に古くなった部品の交換などを行う必要があります。そのため更に部品に応じた工具が必要なこともあり、自宅にある工具だけでは対応できないケースも多いです。結果として、工具を揃える金額が高くなってしまったり、想定外の出費につながり思った通りの費用効果を得られないことも考えられます。
給湯器の交換が必要な時の対処法とは?
給湯器が壊れてしまった場合、今すぐなんとか修理したいと考えている方にとっては、自分でやる方法が一番手っ取り早く感じてしまいますよね。しかしお話をしてきたように、自分で給湯器を交換するのはリスクが大きく大変危険ですので、自分で対応するのはやめましょう。では、給湯器が壊れてしまった場合はどのような対処を行うのが正しいのでしょうか。今お困りの方は、これからご紹介する方法を是非参考にしてみてくださいね。
異変に気付いたら使用を中止し換気する
給湯器の異変に気付いたら、まずは最悪の事態を想定して先回りして動くことが大切です。特に怖いのが一酸化炭素中毒ですので、給湯器の異変に気付いた段階ですぐに使用を中止し、給湯器が室内にある場合は家の窓を全開にして換気を行いましょう。一番危険なのは自己判断で異変があるのに使い続けてしまうことです。使い続けることで異変に気付いた時点よりも大きなトラブルに発展してしまうケースもあります。そのため少しでも変だと感じた場合は、必ず使用を中止し換気を行うことを優先しましょう。
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インターネットで業者を探す
給湯器のトラブルで急いで対応してほしいという方は、インターネットで給湯器の修理や取り付けを対応してくれる業者を探しましょう。多くの場合は、給湯器の後ろにお住いの地域名を入力することで、簡単に地域に対応している業者を探すことができます。ただし、広告や検索にヒットする業者の一部には詐欺を行う悪徳業者が存在しているため注意が必要です。安いから、検索に出てきたからといった理由ではなく、業者のホームページなどを確認し危険な業者ではないか確認作業を行う必要があります。時間がないという方であれば、「水道局指定業者」である業者がオススメです。自治体や水道局が認めている業者しか名乗れず、営業や工事含めて優秀な業者でなければ認定されません。そのため急いでいるという方でも、水道局指定業者であるかどうかを見逃さなければ、詐欺トラブルに巻き込まれるリスクを防ぐことができます。
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給湯器にこんな症状が出たら点検・メンテナンスを!
今回は給湯器を自分で交換してはいけない理由と、万が一の際の対処法を中心にお話をしてきました。しかし給湯器は突然使えなくなってしまうと私生活にも影響が出るため、できれば完全故障する前に早めの点検・メンテナンスを行っておきたいですよね。最後に給湯器の完全故障を防ぐために、給湯器の故障前のサインについて解説して終わります。
温度が安定しない
蛇口から出る温度が安定しないという経験はございませんか? 温度が安定しないのは、給湯器のトラブルであることがほとんどです。冬で寒い時期は多少は温度が安定するまでに時間がかかることがありますが、使っていて突然水になったり、熱湯が出るなどの場合は既に故障している可能性もあります。場合によっては給湯器から水漏れしている可能性もあるため、温度が安定しない場合は我慢すれば使えるからと使い続けるのではなく、必ず修理が必要であることを覚えておきましょう。
異音・異臭がする
給湯器を使用していて、ドンというような異音が聞こえたり、焦げ臭さを感じた場合はすぐに使用を中断しましょう。給湯器の異音・異臭は、不完全燃焼などガス関係のトラブルが発生している可能性が高く、そのまま使い続けることで命の危険もあります。そのため文中でも解説したように、換気を行った上で身の安全を確保してから、すぐに修理業者に修理依頼をしましょう。
燃焼ランプが点滅している
給湯器の故障前によくあるトラブルが、燃焼ランプの点滅です。故障の場合は、ガスや水道関係のトラブルにより給湯器が正常に作動できず、燃焼ランプが点灯することがあります。この場合、給湯器が使えない状態であることが多くエラーコードで故障の原因することが可能です。一度電源を落とすなどして対処できることもありますが、同時に水漏れやガスのトラブルが発生している可能性が高いですので、一度業者に点検してもらって安全を確認してから使うようにすると安心です。
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業者による定期的な点検・メンテナンスを実施する
給湯器は最新型では30年使うことができると言われている時代ですが、実際には10年を超えるとさまざまな故障トラブルが増えてきます。またメーカーの推奨使用期間も10年程度としているところが多いため、大きなトラブルがなくても10年を超える前にメーカーの推奨使用期間に従い、一度業者による点検・メンテナンスを実施しておくと安心です。更に安心して使うためには、1年置きなど短期スパンで給湯器の異常がないか点検をしてもらうと、給湯器が故障する前に部品の交換対応などすることができます。業者へ依頼するのは壊れてからと思われがちですが、壊れる前に先回りして点検・メンテナンスを実施しておくことは、給湯器の寿命を伸ばすことにもつながりますので、是非実施を検討してみてくださいね。
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まとめ
弊社では水回りトラブルの無料お見積り、修理を行っておりますのでお困りの際は是非ご連絡ください。関東エリア・東北エリア・東海エリア・関西エリアの各拠点にスタッフが待機しておりますので、お問い合わせから最短20分で駆けつけます。不安なことがありましたら是非ご連絡ください。