最近またよく聞くようになったレジオネラ属菌のトラブル、各地の温泉や銭湯施設で特に被害が拡大しています。温泉や銭湯に頻繁に行かないという方にっとは、どこか実感がないようにも感じますよね。しかし実は、このレジオネラ菌は自宅のお風呂でも発生する可能性があるため、お風呂設備があるご家庭では他人事ではありません。今回はそんな各地で相次ぐレジオネラ菌被害について、レジオネラ菌の危険性や、自宅のお風呂に発生させないための掃除方法に付いて詳しく解説をしていきます。
レジオネラ菌はどうして危険なの?
レジオネラ菌にはいくつかの種類があり、レジオネラ菌に分類される全ての菌をまとめてレジオネラ属菌と呼びます。一般的には自然界に存在するもので、カビの一種です。そんなレジオネラ菌ですが、お風呂などに発生することで私たちにさまざまな危険を及ぼします。ではなぜ自然界に存在するレジオネラ菌が、私たちの生活圏内にあることで危険につながるのでしょうか。ここでは、レジオネラ菌の危険性について詳しく解説をしていきます。
ポンティアック熱を発症する
レジオネラ菌を吸い込むことで、ポンティアック熱と呼ばれる症状を引き起こす可能性があります。ポンティアック熱自体はそこまで危険性が高くなく、健康な一般成人であればポンティアック熱を発症しても、多くの方は1週間程度で自然治癒すると言われています。ポンティアック熱は、頭痛や発熱、筋肉痛が発症することが知られており、レジオネラ菌の感染症の中では比較的軽い方の症状です。ポンティアック熱を発症した方でも、レジオネラ菌の感染に気付かず風邪だと思って気付かない方も多いです。
レジオネラ症を発症する
レジオネラ菌を吸い込むことで、ポンティアック熱と呼ばれる症状を引き起こす可能性があります。ポンティアック熱自体はそこまで危険性が高くなく、健康な一般成人であればポンティアック熱を発症しても、多くの方は1週間程度で自然治癒すると言われています。ポンティアック熱は、頭痛や発熱、筋肉痛が発症することが知られており、レジオネラ菌の感染症の中では比較的軽い方の症状です。ポンティアック熱を発症した方でも、レジオネラ菌の感染に気付かず風邪だと思って気付かない方も多いです。
レジオネラ症を発症する
ポンティアック熱よりも深刻な症状に陥りやすいのが、レジオネラ症です。インフレンザに似ているとも言われており頭痛や発熱、筋肉痛の他に悪寒、倦怠感、錯乱、吐き気、下痢症状などが現れます。酷い場合は呼吸器障害を発症する可能性もあり、小さいお子さんや高齢者、持病がある方などは治療をしなければ危険な状態になる可能性もある怖い病気です。
レジオネラ症の5%が命を落とす
レジオネラ症に感染した方の中で、5%の方が死亡しているというデーターがあります。特に高齢者や免疫抑制剤を使用されている方、免疫が低下している方などは注意が必要です。近年では病院施設のエアコンから集団感染した例もあるため、自宅のお風呂だけではなく空調設備にも注意が必要です。実際の死亡報告もあるため、レジオネラ症はレジオネラ菌が引き起こす感染症の中でも特に注意が必要であると言えます。
自宅のお風呂でなぜレジオネラ菌が発生するの?
大きな温泉や銭湯施設で発生しやすいレジオネラ菌ですが、実は環境的要因が揃えば自宅のお風呂でも十分発生する可能性があり、レジオネラ菌関連の感染症にかかる可能性もあります。レジオネラ菌を予防していくためには、発生経路を知ることも大切です。そのためここでは、自宅のお風呂でなぜレジオネラ菌が発生するのかについて、詳しく解説をしていきます。
お湯の使いまわし
今は追い炊き機能が付いているお風呂も多いため、節約や節水のために追い炊き機能を使ってお湯を数日間使いまわしている方もいらっしゃるかと思います。しかしこの行為は、衛生面から見ると大変危険でオススメできない方法です。同じお湯を何日も使い続けることで、配管内を同じお湯が循環することになり、お湯や配管内に雑菌が増殖する原因となります。レジオネラ菌は20度~50度で活動が活発となるため、お湯の使いまわしや複数回の追い炊きは、雑菌だけではなくレジオネラ菌が育ちやすい環境を作ることにもなってしまうのです。目には見えませんが、知らず知らずのうちに雑菌まみれのお風呂に入っているということです。
清掃不足
お風呂の浴槽やフィルター、シャワーのヘッド部分などにレジオネラ菌は生息しやすいため、今あげた部分の清掃が不足しているとレジオネラ菌が発生してしまう可能性があります。特にシャワーヘッド部分は掃除の意識が向きにくく、掃除扶桑になりやすい部分です。人間の垢や汗なども、レジオネラ菌が発生する可能性につながるため、掃除不足はレジオネラ菌の発生を促進する可能性があります。
自宅のお風呂をレジオネラ菌から守る方法とは?
レジオネラ菌は、きちんと対策をしておくことで発生を抑制することができます。また万が一現段階で発生してしまっていても、これからご紹介する方法でレジオネラ菌の増殖を抑えることが可能です。お風呂がある環境であればどのご家庭でもレジオネラ菌の発生リスクはありますので、ここからは一緒に自宅のお風呂をレジオネラ菌から守る方法について見ていきましょう。
湯船に浸かる前に身体を洗う
一日活動した後の身体は、皮脂汚れや小さなホコリやチリなどがたくさん付いている状態です。そのため、そのまま入浴をしてしまうと皮脂などを養分として、レジオネラ菌が発生してしまう可能性が高まります。浴室に入ってすぐは湯船に浸かりたい気持ちもあるかとは思いますが、衛生面を考慮して、湯船に浸かる前に身体を洗う癖をつけるようにしていきましょう。
お湯の使いまわしはしない
節約や節水方法として、お湯の使いまわしは従来からの生活の知恵として悪いことではないと教えられてきた方が多いかと思います。しかし近年の追い炊き機能や、進んだ研究などにより、お風呂のお湯の使いまわしは衛生的にもよくないと言われるようになりました。今までお湯の使いまわしをしていたご家庭では、勿体ないと感じることもありますよね。ですが健康には変えられません。家族が時間差で入る程度であれば問題はありませんが、日付を超えて連続した使いまわしは、できるだけ避けるよう心がけましょう。
掃除は浴室が乾燥状態の時に行う
レジオネラ菌を予防するためには、定期的な掃除は欠かせませんが、その際に気を付けていただきたいポイントが浴室の状態です。浴室の掃除は、最後の人がお湯を抜くついでに掃除をしてしまう、なんて方も多いかと思います。しかしレジオネラ菌は乾燥状態に弱い菌ですので、掃除を行うには乾燥状態の時に行うのが、実は望ましいとされています。もちろん乾燥状態にしたからといってレジオネラ菌が完全に防げるわけではありませんが、実践できそうな方は入浴後の湿度が高い状態ではなく、入浴前などで浴室が乾燥状態担っている際に行うようにしましょう。
シャワーヘッド部分も外して掃除をする
シャワーヘッドを取り外すと、ホースとヘッド部分から残り水が少量流れてくるかと思います。実はレジオネラ菌は、この少量の部分に入り込みシャワーヘッド部分で増殖し、シャワーと一緒に飛び散ってしまう可能性があるのです。そのため、シャワーヘッドも本来であれば都度取り外しを行って掃除をするのが望ましいと言われています。ただし毎回は難しいという方は、シャワーヘッドを外して中の水を取り除き乾燥させておくだけでも、レジオネラ菌の予防としてはなにもしないよりも発生を抑えることができます。
定期的にプロの業者にクリーニング依頼をする
お風呂の配管やフィルター部分などは、気を付けていても気付かない間に汚れが蓄積してしまっていたり、自宅の清掃用具では完全に汚れをきれいにすることができない場合も多いです。そのため、半年~1年に1回程度の頻度でプロの業者にクリーニングを依頼しておくと、レジオネラ菌の発生を予防することができるためオススメです。また浴室乾燥機などがある場合は、レジオネラ菌もそうですがカビなども入り込みやすいため、浴室全体のクリーニングは定期的に行っておくようにしましょう。
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まとめ
弊社では水回りトラブルの無料お見積り、修理を行っておりますのでお困りの際は是非ご連絡ください。関東エリア・東北エリア・東海エリア・関西エリアの各拠点にスタッフが待機しておりますので、お問い合わせから最短20分で駆けつけます。不安なことがありましたら是非ご連絡ください。