水回りはちょっとした不注意で、小さな虫が大量発生してしまうリスクが常にあります。気を付けていたのに気付いたら小さな虫が発生していた、なんていうケースも珍しくありません。また小さな虫は戸建て住宅やマンションなど関係なく、発生条件が揃えばどこにでも発生するため注意が必要です。小さな虫は繁殖力も強くあっという間に個体数が増えるのも特徴のため、気付いた時にすぐに対処する必要もあります。そのためここでは、冬でも注意したい水回りに発生する小さな虫の正体や、発生する原因&駆除方法について詳しく解説をしていきます。
水回りの小さな虫の正体とは?
水回りには、さまざまな害虫が寄ってきます。目に見えるか見えないかほどの小さな虫の場合もあれば、小さいけれどハッキリと認識できる大きさの虫までいます。ここではそんな水回りに発生しやすい害虫について、どんな種類がいるのかを解説していきます。
ダニ
水回りに限らず、家の至るところに発生するのがダニです。ダニにはさまざまな種類が存在していますが、人間にとって有害なダニも多く、有害なダニは死骸でも体内に入ってしまったり触れることでアレルギー症状を発症することもあります。さまざまなダニの中でも水回りに高頻度で発生するのは、粉ダニと呼ばれる白い身体の小さなダニです。このダニはホコリのようにも見えるため、発見しにくいという特徴があります。しかし繁殖スピードが早く、2~3日で大量発生する危険なダニの種類です。
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チョウバエ
チョウバエはトイレや、その他水回りの排水溝に発生しやすい害虫です。成虫になると飛び回るため、更に被害が拡大します。幼虫のチョウバエは、排水溝に付着している汚れなどを養分として成長し、また生命力も強いため厄介な害虫のひとつです。幼虫のうちは飛び回ることはありませんが、チョウバエは数百もの卵を産み付ける性質上、環境が揃うと一度に幼虫が大量発生し、更にそこから成長すると飛び回るチョウバエが水回りを独占します。
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ゴキブリ
名前を聞くだけでも嫌だ、という方も多いのではないでしょうか。害虫と言えばゴキブリは必ず出てくる名前ですよね。ゴキブリの幼虫は身体が柔らかいため、小さな隙間も通り抜けてしまいます。そのため水回りにあるヘアキャッチャーなどの網目も、小さな幼虫であればすり抜けてしまうこともあるのです。ゴキブリにもさまざまな種類が存在しますが、どのゴキブリも2ヵ月前後で成虫になるため、繫殖スピードが早く一度住み着かれてしまうと大量のゴキブリが水回り含む住環境エリアに発生してしまう可能性があります。
水回りに小さな虫が発生する原因とは?
「マンションの高層階なのに小さな虫が発生した」「水を流しているのになぜか排水溝から虫が出てきた」そんな嫌な経験をされた方、また今現在お困りの方も多いかと思います。水回りは一見虫たちを寄せ付けなそうに見えて、条件がひとつでも揃ってしまえば実は害虫にとって過ごしやすい場所になってしまうのです。ここでは、なぜ水回りに小さな虫が発生してしまうのか、その原因について一緒に見ていきましょう。
清掃不足
水回りには、人の身体から出る垢や、石鹸カス、食べカスといった汚れが蓄積していきます。これらの汚れは普段の掃除で気を付けていても完全に取り除けないことも多く、排水溝の裏などに汚れが蓄積していってしまうこともあります。こうした見えにくく取り除きにくい汚れは、害虫の養分にもなるため、清掃不足が害虫の発生原因となることがあります。
封水の蒸発
キッチンや洗面所には、下水道から害虫があがってこないように排水溝の奥に封水と呼ばれる水溜め設備があります。この封水は水を使うことで新しい水が溜まり、古い水が流れ出ていく仕組みとなっています。しかし帰省や旅行などで長期間水を使わない状況になっていると、封水に新しい水が供給されないだけではなく封水そのものが蒸発してしまい害虫が発生する原因となります。トイレも同様で、便器内に溜まっている水が蒸発することで害虫が発生してしまうリスクが上がります。
水漏れによる二次被害
水回り設備には、給水管と排水管のふたつの配管が存在しているだけではなく、それらに付随する蛇口や排水ホースなどが存在するため劣化などにより水漏れトラブルが起きることもあります。普段定期的にメンテナンスをしているという方でも、地震などの衝撃により気付かない間に水漏れしてしまっていたというケースも実際に起きています。こうして発生した水漏れトラブルは、配管から害虫が直接出てきてしまったり、水漏れにより発生した水垢や湿った環境を好んで寄ってきてしまうことにより、害虫が発生してしまう原因につながります。
水回りに小さな虫が発生した場合の駆除方法とは?
虫の身体ひとつひとつは小さいため、あまり脅威に感じないという方もいらっしゃるかもしれません。しかし害虫は、アレルギーだけではなく病原体を持ち込む可能性もあるため、人間にとっても危険な存在です。また強い生命力と驚異的な繁殖スピードであるため、見つけた時にすぐに駆除する必要があります。ここでは、そんな危険な害虫が水回りに発生してしまった場合の駆除方法について解説をしていきます。
殺虫剤で駆除する
まずは目に見えている害虫を駆除しましょう。害虫の種類によって使い分けることのできる殺虫剤もありますが、ひとまず殺虫剤であればダニ、チョウバエ、ゴキブリなどには有効ですので換気をしたうえで殺虫剤をかけて駆除しましょう。駆除した害虫はそのまま排水溝に流してしまうと、害虫の養分になってしまうため、ゴミ袋に入れて縛るなどして厳重に対処し、燃えるゴミに出しましょう。
アルコールで駆除する
手元に殺虫剤がない場合、ダニやチョウバエにはアルコールも強い効果を発揮します。特にダニはアルコールに弱いため、大量に発生してしまったダニにも効果があります。手元に殺虫剤がない場合は、指先の消毒用のアルコールでも応急処置として使うことができますので、試してみてくださいね。
粘着シートや毒餌を設置する
殺虫剤やアルコールだけでは、多くの場合完全に害虫を駆除できません。目に見えない場所などに害虫が潜んでいる、あるいはまだ羽化していない害虫が潜んでいる可能性があるからです。そのため、害虫を直接捕まえることができる粘着シートや、害虫の巣ごと破壊する効果のある毒餌を仕込むことで、手の届かない範囲に潜む害虫駆除が可能になります。ゴキブリなどはバルサンなども有効です。
水回りの掃除
殺虫剤などで目に見える害虫の動きが弱まってきたら、今度は原因となっている可能性のある水回りを徹底的に掃除をしましょう。特に排水溝部分は汚れが蓄積しやすいですので、パイプ用クリーナーなど強い洗剤を使って清掃することで、排水溝部分に潜む害虫や卵含めて駆除することができます。また同時に、排水管部分や蛇口根本などに水漏れが起きていないかも確認しておきましょう。万が一水漏れが起きている場合や怪しい部分がある場合は、すぐに水漏れ修理の対応ができる業者に連絡をし、修理対応をしてもらうと安心です。
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害虫駆除業者に連絡をする
一度発生してしまった害虫は、実は自分で対処するだけでは完全にゼロにすることが難しいです。そのため一度落ち着いたと思っても油断せず、害虫駆除業者に害虫駆除を依頼しましょう。害虫駆除業者は、害虫の発生原因から駆除までを行ってくれるため、自分で害虫の処理をしたくないという方でも安心して利用できます。ただし水漏れ修理を行う業者ではないため、害虫の発生原因が水漏れである場合は水漏れ修理業者に別で依頼する必要があります。
まとめ
弊社では水回りトラブルの無料お見積り、修理を行っておりますのでお困りの際は是非ご連絡ください。関東エリア・東北エリア・東海エリア・関西エリアの各拠点にスタッフが待機しておりますので、お問い合わせから最短20分で駆けつけます。不安なことがありましたら是非ご連絡ください。