水のトラブルに逢ってしまった際に、「蛇口からの水漏れは止水栓か元栓を閉めてください」と賃貸の管理会社や、電話をした業者に言われることがあります。このように案内される理由は、水道からの水漏れは、止水栓もしくは元栓をしめることで、多くの場合一時的に水を止めることができるからです。しかし、お風呂などには止水栓がないケースもあり、水漏れトラブル時に元栓をしめるしか選択肢がないなんてことも珍しくありません。そんな時、「元栓がしまらない」「元栓が壊れたかもしれない」といった事態に遭遇される方もいらっしゃいます。今現在この記事をご覧になられている方の中にも、元栓が閉まらないとお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか。本記事では元栓が閉まらないとお困りの方に向けて、閉まらない元栓の原因や、今すぐ元栓を閉めるための対処法について解説をしていきます。
水道元栓が壊れた場合まずは水道局への連絡が最優先!
水道の元栓が壊れた場合、まずはこれからご紹介する水道元栓の管轄や、内容によっては水回り修理業者への連絡が第一優先です。水が溢れ出している状況下では焦ってしまいがちですが、落ち着いて以下の該当する連絡先へ連絡をしましょう。
水道元栓の管轄は水道局
水道の元栓の管理は、お住まいの地域にある水道局が行っています。そのため、まずはお住まいの水道局に連絡をすることをオススメします。もしお住まいの水道局が分からない、連絡先が分からない、という場合は、水道局は自治体の管理下になりますのでお住まいの市役所などの自治体に連絡をして、確認をしてもらうようにしましょう。窓口は各自治体により異なりますが、自治体のホームページなどから代表電話番号を確認することができますので、どうしていいか分からないという方は、お住まいの自治体のホームページを確認しましょう。
賃貸の場合は先に管理会社や大家さんに連絡
賃貸にお住まいの場合は、先に管理会社や大家さんに連絡をすることをオススメします。水漏れの原因によっては、マンションやアパート一体で同様の被害が発生している可能性もありますし、水漏れによる二次被害のリスクもあります。各機関に連絡をする前に一度管理会社や大家さんに連絡をすることで、現在のトラブルの状況を伝えましょう。そのうえで、管理会社や大家さんから水道局や該当業者に連絡をすることもありますし、連絡をしてほしいとお願いをされることもありますので、その時の状況に応じて管理会社や大家さんと相談して次の動きを決めるようにしましょう。
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応急処置が必要な場合は修理業者に連絡
元栓が閉まらない原因は、さまざまなことが考えられます。その中で、元栓がただかたくて閉まらない場合や、元栓だけではなく配管にトラブルがある場合、配管が凍結して元栓が閉まらない場合などは、水道局ではなく修理業者が対応できる内容も含まれます。判断が難しい場合は、水道局に相談するか、水回りの修理に対応している業者に実際に現地確認をしてもらい、相談してみてもいいかもしれません。
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水道元栓を閉めても水が止まらない原因&対処法とは?
水漏れトラブルの対策として水道の元栓を閉めても、元栓が閉まらず水が止まらない場合、「元栓が壊れたかもしれない!」と、焦ってしまいますよね。すでに各連絡機関に連絡をした後でも、なんとか流れ出る水を止めておきたいと思うのは、みなさん同じことを考えますのでごく自然なことです。では、なぜ水道の元栓が閉まらないのでしょうか。ここでは、水道の元栓が閉まらない原因と、自分で対処できる場合の対処法について解説をしていきます。
元栓の閉め方が間違っている
止水栓や元栓は、基本閉める方向が時計回りとなっています。そのため、反時計回りに水道の元栓を回してしまっている場合、元栓を開けていることになります。基本的に元栓は前回まで開けた状態のままで使用していますので、固くて回せないなどで元栓が閉まらない場合、今一度方向を確認して時計回りに回してみましょう。
元栓がサビで固くなっている
元栓は普段頻繁に触れるようなものではありません。そのため、長い期間触れずにいる状態の中で、サビついてしまうことはよくあることです。元栓部分にサビが付くと、元栓は力を加えてもなかなか簡単に開閉できなくなります。元栓が閉められない場合は、市販で売っているサビ落としを使ってサビを落とすことで、元栓にも負担をかけずに閉めることができるようになります。サビがそこまで酷くないのに閉まらない、という場合は、潤滑油も一緒に使ってみましょう。固まっている元栓の根本が、力を強く加えなくても閉めやすくなります。
水道管が凍結している
夜中や朝方の冷え込みにより、水道管が凍結してしまうことがあります。この場合、水漏れが同時に起きるリスクは低いですが、逆に水が出ないということもあります。元栓付近の水道管が凍結している場合は、元栓の開閉も困難になります。元栓部分の解凍は、自然に時間が経って溶けるのを待つか、ぬるめのタオルで元栓部分や水道管を温めるという方法があります。高温すぎるタオルは水道管を傷める原因になるため、ぬるめのタオルで実施することが大切です。
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自分で対応できない水道元栓トラブルもある!
ここまで、自分でも対応することのできる水道元栓トラブルについて解説をしてきましたが、残念ながら元栓トラブルは自力で解決できないことの方が多いです。では、一体どんな元栓トラブルは自分で解決できないのでしょうか。万が一の際の判断材料のひとつにもなるかと思いますので、ここでは自分では対応できないタイプの水道元栓トラブルについて解説をしていきます。
元栓に汚れが付着して固まっている
元栓の内部には、普段触れていなくても汚れが付着し、固まってしまうことがあります。その結果、外から元栓を閉めようとしても上手くハンドルが回らず、占めることができないというトラブルが発生してしまうのです。元栓内部の汚れに関しては、一度元栓を解体して汚れを掃除する必要がありますので、水道局に対応してもらう必要があります。
元栓の劣化・破損
元栓本体や元栓の部品が、劣化・破損してしまっていると、元栓が上手く閉まらない可能性があります。この場合も残念ながら、自分で対応することはできません。元栓本体や部品の交換が必要となるため、水道局が対応する必要があります。
埋設されている配管のトラブル
中には元栓が直接的な原因ではなく、地中に埋設されている配管が原因で水漏れが止まらない、あるいは元栓が閉めることができなくなっている可能性もあります。地中に埋設されている配管は業者や水道局が修理対応をしなければならず、また自分で対処することも難しいです。そのため、配管トラブルに付随して発生した元栓トラブルも、自分では解決することができないトラブルのひとつです。
水道元栓や水漏れトラブルを防ぐために必要なこととは?
水道元栓や水漏れのトラブルは、一度起きてしまうとさまざまな二次被害につながる可能性があるため、できれば発生の予防をしていきたいものですよね。そこでここでは、水道元栓や水漏れトラブルを予防する方法について解説をしていきます。
定期的な点検・清掃を実施する
点検と聞くと、「業者が行うもの」と思いがちですが、異常があるかどうかの点検はご家庭の中でも実施していった方がいい部分ではあります。点検を実施するにあたり、難しいことは分からなくても問題ありません。水道元栓に汚れが溜まっていないか、水漏れが発生していないかを目視で確認するだけで十分です。必要があれば汚れやサビの掃除を実施しておくことも、元栓のトラブル予防には大切です。その他に、自宅の各水回り設備や止水栓に異常がないか、目で見て異常がないかを普段から確認しておくことをオススメします。特にシンク下や洗面台下の配管は、水漏れが起きていても気付きにくい場所ですので、普段の掃除を兼ねて点検しておくようにしましょう。
プロの業者による定期的・清掃な点検を実施する
水回りトラブルの予防には、専門的な知見が必要なことも多いです。特に止水栓、元栓、配管などはライフラインに直結する大きなトラブルにもつながるリスクがある場所ですので、プロの業者による点検を年に一回程度実施しておくことが大切です。清掃も同様で、特に排水管の汚れは普段掃除をしていても取り除けないことが多いです。そのため、排水管掃除も点検と一緒に依頼することで、排水管からの逆流トラブルの予防にもつながります。
まとめ
弊社では水回りトラブルの無料お見積り、修理を行っておりますのでお困りの際は是非ご連絡ください。関東エリア・東北エリア・東海エリア・関西エリアの各拠点にスタッフが待機しておりますので、お問い合わせから最短20分で駆けつけます。不安なことがありましたら是非ご連絡ください。