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浴槽のプッシュ栓がつまった! 原因と掃除方法を解説!

お役立ちコラム

浴室の排水栓には大きく分けて2種類あり、それぞれ「ゴム栓」と「プッシュ栓(ワンプッシュ式)」と呼ばれています。特に近年は、見た目がシンプルでチェーンが不要なプッシュ式排水栓が人気です。そんな人気のプッシュ栓ですが、見た目がシンプルで洗練されたイメージになる一方で、お手入れをどのようにしたらいいか分からないという方も多いです。特にプッシュ栓はゴム栓にはないつまりトラブルもあるため、ボタンが押せない、浴槽のお湯を排水できないといった特有のトラブルが起きることもあります。そこで今回は、プッシュ栓でよくあるつまりトラブルの原因と、解決するための掃除方法をご紹介していきます。

浴槽のプッシュ栓は、浴槽部分に埋め込まれている形で設置されているため、ボタン下部に汚れが流れ込みやすい形状になっています。そのため、知らず知らずのうちに汚れが蓄積され、つまっていってしまうのです。では、浴槽のプッシュ栓は具体的にどんなものがつまりの原因になるのでしょうか。ここでは、浴槽のプッシュ栓がつまる原因について詳しく見ていきましょう。

浴槽のプッシュ栓がつまる原因として多いのが、髪の毛が流れ込み蓄積されることによるつまりです。プッシュ栓がシャワー側にある場合、洗髪の際に抜け落ちた髪の毛がプッシュ栓に入り込んでしまうこともあります。髪の毛一本一本は細いため、プッシュ栓のわずかな隙間から入り込み、なかで蓄積することでプッシュ栓が押し込めなくなってしまいつまることがあります。

プッシュ栓はそこまで大きな穴ではないため、物が入るとは考えにくいですよね。しかし、プッシュ栓の隙間から固形物が流れ込んでしまうことは実はよくあることです。特に詰め替え用のシャンプーやボディーソープを開けた際にでた小さな入れ物のゴミは、プッシュ栓のような小さな穴や隙間に入り込んでしまうことがあります。固形物が流れ込むとプッシュ栓が押しにくくなったり、つまってしまう原因になります。

石鹸のカスが排水溝に流れ込むと、ヌルヌルとした膜を張って排水の妨げになることがありますよね。洗面所やお風呂の洗い場などで、こうした石鹸のヌメリを見たことがあるという方は多いのではないでしょうか。この石鹸のヌメリですが、実はプッシュ栓の中でも同じことが起こる可能性があります。体を洗っているときや洗髪の際などに、石鹸がお湯や水に紛れてプッシュ栓に入り込んでしまうことで、プッシュ栓下部で石鹸によるヌメリが発生してつまりや排水不良の原因につながることがあります。

プッシュ栓に慣れていない方だと、プッシュ栓のつまりが発生した際に、どうやって掃除をしたらいいのか悩んでしまいますよね。しかしプッシュ栓の掃除は、手軽に誰でもできるように設計されていますので、安心してください。ここでは、自分で浴槽のプッシュ栓を掃除し、つまりを解消する方法についてご紹介していきます。

プッシュ栓は、一見取り外しが難しいようにも見えますが、簡単に外すことが可能です。まずはプッシュ栓を押して引き戻します。その際にわずかな隙間があるかと思いますので、爪や指をかけて上に持ち上げることでプッシュ栓の栓部分を取り外すことができます。ただしメーカーや製品によっては、プッシュ栓を取り外す隙間が少なく上手く持ち上げられないというケースもありますので、その際はガムテープや吸盤などを使用して栓部分を持ち上げてみてください。今ご紹介したどちらかの方法で、プッシュ栓を取り外すことができます。

プッシュ栓を取り外すことができたら、内部を確認してみてください。髪の毛や固形物、石鹸カスがついていたら、それがつまりの原因です。ただしプッシュ栓内部は狭くなっているため、手でつまりを取り除くのは難しいかと思いますので、綿棒や掃除用の歯ブラシを用意しておくと楽ですよ。綿棒や歯ブラシを使用して内部の汚れを取り除き、さらに石鹸カスの付着などがあれば擦って落としましょう。できれば汚れは流してしまわず、綿棒や歯ブラシですくい取って、綺麗な状態にしてから水で仕上げ洗いをするようにしてみてください。

プッシュ栓の内部の掃除が完了したら、プッシュ栓を戻します。最初に取り外したプッシュ栓を、元の位置に「カチッ」と音がするまで差し込めば作業は完了です。プッシュ栓の裏側が汚れていることもありますので、戻す際には念のため栓の裏側も確認し、必要に応じて掃除をするようにしましょう。プッシュ栓を元に戻したら、問題なく排水栓の開け閉めができるか確認しておくと安心です。

ここまで、浴槽のプッシュ栓がつまってしまった場合の対処法について、一緒に確認をしてきました。しかしなかには、個人で対応できないトラブルが起きてしまうこともあります。そのまま放置することで重大な水漏れトラブルにつながることもありますので、これからご紹介する症状がある場合には、プロの業者に連絡をして対応してもらうようにしましょう。

掃除をしてもつまりが解消しない場合は、プッシュ栓の内部部品が劣化や破損している可能性があり、解消するためには部品の交換をしなければいけません。ホームセンターやインターネット通販でも部品を購入し、自分で交換作業をすること自体は可能です。ただし、浴槽のエプロンを外して行う大掛かりな作業が必要になることもありますし、正しい判断と対処法を行わないと症状を悪化させてしまうリスクがあります。そのため、部品の交換が必要な場合はプロの業者に対応してもらうのが一番安心です。

プッシュ栓がへこんだまま戻らない、斜めに入り込んでしまって動かない、こんな場合は無理せずプロの業者に依頼して対応してもらうようにしましょう。プッシュ栓が壊れている場合は、へこんだまま戻らなくなってしまうことがよくあります。無理に取り外そうとすると、余計に取れなくなってしまったり、浴槽に傷をつけてしまう可能性があります。斜めに入り込んで動かなくなってしまった場合は、元の位置に戻すことで復旧する可能性もありますが、やはり無理に戻そうとすることで浴槽に傷をつける可能性があります。浴槽に傷がつくと汚れがたまってしまったり、劣化の原因になるため、浴槽部分が頑丈だからと無理に作業をするのはオススメできません。無理をせず業者に対応してもらうのが一番です。

浴槽の排水口から水が逆流している場合は、プッシュ栓のトラブルではなく浴槽側の排水菅のトラブルの可能性が高いです。プッシュ栓と同様に、髪の毛つまりや異物混入の可能性、また排水菅の劣化の可能性が考えられます。浴槽の排水菅は自分で掃除をすることが難しい部分ですし、水漏れトラブルが同時に発生している可能性もあります。そのため浴槽の排水口から水が逆流している場合は、プロの業者に対応してもらうようにしましょう。

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