夏はお盆や夏季休暇で、旅行やお出かけに伴って自宅を留守にすることも多いかと思います。そんな夏に注意していただきたいのが、水回りに発生するコバエの存在です。コバエは冬以外の期間に活発に活動するため、常に気をつけなければいけない存在ではありますが、特に夏はコバエの発生被害が多くなります。また自宅を留守にしている間に発生してしまうことも珍しくなく、私たちを悩ませる問題のひとつでもあります。そこで今回は、夏の水回りにコバエが発生してしまう原因と対処法について、詳しく解説をしていきます。
水回りにコバエが発生する原因とは?
水回りはコバエが好む環境が揃いやすく、ちょっとした不注意でコバエが発生してしまうことも珍しくありません。コバエを予防していくためには、コバエが発生する原因を正しく知っておくことが大切です。そこでここでは、水回りにコバエが発生してしまう原因について詳しく解説をしていきます。
食べカスや生ゴミの捨て忘れ
コバエは食べ物の臭いに敏感に反応し、集まってくる性質があります。コバエの体は小さいため、キッチンの三角コーナーなどの生ゴミに気付くと、換気扇の隙間や排水管と壁のわずかな隙間から室内に侵入してきてしまいます。その結果、食べカスや生ゴミのあるキッチン周辺に集まってきてしまうのです。食べカスや生ゴミだけではなく、例えばキッチンのシンクに甘いジュースを流したまま水で流さずに放置すると、ジュースの臭いやジュースに含まれる砂糖にコバエが寄ってきてしまうこともあります。
蛇口からの水漏れ
蛇口からのわずかな水漏れが、コバエの発生原因となることもあります。というのも、コバエは湿度の高い環境を好むため、自然と水が多い場所に集まってきます。そのため、蛇口の故障や劣化などで常に水が出続けているような環境は、コバエにとってはとても過ごしやすい場所になってしまうのです。蛇口のトラブルに気付かず自宅を留守にすることで、帰宅した時には洗面所やキッチン、トイレなどにコバエが大量発生していたなんてこともあります。
尿の飛び散りやペットの排泄物
トイレでは気を付けて使っているつもりでも、便器のわずかな隙間から尿が飛び散ってしまったり、尿が便器にあたって跳ね返ってくることで床や壁を汚してしまうこともありますよね。またペットを飼われている方は、ペットの糞尿などの排泄物が完全に取り切れず床に付着してしまうこともあります。こうした排泄物にも、コバエは集まってきてしまいます。気付いた時にしっかりと掃除ができていれば問題はありませんが、気付かずに放置をしてしまうことで、コバエの発生源となってしまうのです。
排水口の汚れ
お風呂や洗面所、キッチン、トイレの手洗い洗面の排水口には、さまざまな汚れが溜まります。コバエが好む生ゴミもそうですし、皮脂や垢が溜まることで雑菌が繁殖することもあります。こうした汚れが溜まった状態の排水口を放置することで、コバエが発生する原因になってしまいます。特に家を留守にしている間は、水を使う人がいないため排水口の汚れにどんどん雑菌が繁殖していき、コバエがより好む環境になっていってしまうのです。
尿の飛び散りやペットの排泄物
トイレでは気を付けて使っているつもりでも、便器のわずかな隙間から尿が飛び散ってしまったり、尿が便器にあたって跳ね返ってくることで床や壁を汚してしまうこともありますよね。またペットを飼われている方は、ペットの糞尿などの排泄物が完全に取り切れず床に付着してしまうこともあります。こうした排泄物にも、コバエは集まってきてしまいます。気付いた時にしっかりと掃除ができていれば問題はありませんが、気付かずに放置をしてしまうことで、コバエの発生源となってしまうのです。
排水口の汚れ
お風呂や洗面所、キッチン、トイレの手洗い洗面の排水口には、さまざまな汚れが溜まります。コバエが好む生ゴミもそうですし、皮脂や垢が溜まることで雑菌が繁殖することもあります。こうした汚れが溜まった状態の排水口を放置することで、コバエが発生する原因になってしまいます。特に家を留守にしている間は、水を使う人がいないため排水口の汚れにどんどん雑菌が繁殖していき、コバエがより好む環境になっていってしまうのです。
封水の蒸発
水回りの排水口の下には、封水と呼ばれる水溜めが存在しています。この水溜めがあることで、排水管の下水臭が室内にあげってくるのを防ぐだけではなく、害虫が排水管を経由して室内にあげってくることを防ぎます。封水は水を使うことでどんどん新しい水に交換されていく仕組みで、特別調整しなくても勝手に溜まってくれる構造になっています。しかし長時間水を使っていない環境が続くと、封水が蒸発してしまい、排水管からあがってきたコバエが室内に入り込んでしまうことがあります。このようにして封水の蒸発が、コバエの発生原因になることも珍しくありません。
夏の水回りにコバエ被害が多発する原因とは?
ここまでで、コバエが発生する原因について知っていただくことができたのではないでしょうか。条件が揃えばコバエは季節に関係なく発生することも多いですが、やはりそのなかでも発生しやすいのは夏です。では、なぜコバエが夏に多く発生する原因について、一緒に確認していきましょう。
高温多湿になりやすい
夏は在宅中は冷房をつけている方がほとんどかと思いますが、外出時間が長くなる際は冷房を消すことがあったり、夜寝る前に寝室以外の冷房を切るという方も多いかと思います。冷房を切った室内は、当然高い温度になりますし、夏の高い湿度の影響でじめっとした環境になります。こうした高温多湿な環境は、コバエにとって過ごしやすい環境となるため、冷房が切れている室内の水回りに発生してしまうことがあります。そのため夏は、冷房が効いていない部屋の水回りにコバエが発生しやすくなってしまうのです。
食べ物の腐敗が早く進む
夏は冷蔵庫の外で保管している食べ物や、三角コーナーなどに置かれた生ゴミの腐敗スピードが早まります。これはやはり夏の気温の暑さや、湿度の高さが影響しています。食べ物や生ゴミの腐敗が早く進むことで、気付かない間にコバエが発生してしまうことも多く、夏は食べ物やゴミが原因で、特にコバエが発生しやすくなります。
留守の時間が長くなる
冒頭でも触れたように、夏はお盆や夏季休暇で長期休暇を取る方も多く、旅行や帰省などで自宅を留守にすることも多いです。自宅を留守にする時間が長いと、掃除不足の排水口にある生ゴミの腐敗が進んでしまったり、うっかり冷蔵庫の外に置きっぱなしにしていた果物やパンなどの食べ物が腐敗することがあります。また室内も高温になりやすく、封水が蒸発しやすい環境になるため、夏は特に害虫が発生しやすくなります。
水回りに発生するコバエの対処法とは?
普段気を付けていても、コバエが発生してしまうことはありますよね。そこでここでは、コバエが発生してしまった場合の対処法についてもご紹介していきますので、今コバエでお困りの方はぜひ選考にしてみてくださいね。
殺虫剤を吹きかける
コバエが大量に発生している場所を見極めて、殺虫剤を吹きかけることで、コバエを一気に駆除することができます。殺虫剤はコバエの卵にも有効であるため、コバエが発生しやすい水回りや排水口に念入りに吹きかけておきましょう。ただしその場で全部駆除することは難しいため、コバエを見つけて殺虫じゃを吹きかける、ということを何度か繰り返す必要はあります。殺虫剤のなかには殺虫成分が強いものも含まれているため、使用する際は換気を十分に行ったうえで、マスクやゴーグルなどで保護を行うと安心です。
めんつゆトラップを仕掛ける
小さいお子さんやペット、観葉植物への悪影響が気になり殺虫剤が使えないという方もいらっしゃるかと思います。殺虫剤が気になる方は、めんつゆを使用した自作トラップを仕掛けるのもオススメですよ。使い捨てができるようなプラスチックの器に、水を1cmほど入れ、そのうえからめんつゆを水と同じ量くらいになるまで入れます。最後に食器用洗剤を数滴入れて、トラップは完成です。コバエが大量に発生しているところに置いて1日程度様子を見てみてください。めんつゆの臭いに誘われてコバエがめんつゆトラップに入り、食器用洗剤が体につくことで浮き上がれなくなり、そのまま沈んでいくため大量に発生しているコバエも一気に駆除することができます。ただし既に産み付けられている卵には効かないため、コバエが湧かなくなるまで繰り返しトラップを仕掛けておく必要があります。
卵には熱湯をかけて駆除する
コバエは繁殖能力が高く、一度に大量の卵を産み付けてしまいます。また卵のサイズもとても小さく、人の目で見てやっと見える程度の大きさです。しかしコバエの発生に対処するためには、今飛び交っているコバエだけではなく卵の駆除もしておく必要があります。卵はコバエが発生している場所付近に多く見られるほか、観葉植物の水受け皿などに産み付けられていることが多いです。コバエが飛んでいる場所を観察することである程度予測が可能ですので、卵の観察もしてみてください。卵を見つけたら、できれば熱湯をかけて駆除しておきましょう。熱湯がかけられない場所では、使い捨ての雑巾などでしっかりと拭き取ることが大切です。拭き取った雑巾に生きた卵がついていれば、そこから再びコバエが発生してしまうため、ゴミ袋に密閉した状態で入れて捨てるなどの工夫が必要です。
害虫駆除業者に依頼する
コバエが大量に発生してしまい手に負えない、対処をしても繰り返し発生していたちごっこになってしまっている、そういった方は害虫専門の駆除業者に連絡をして対処してもらうようにしましょう。自分では対処できないコバエにも対処してもらうだけではなく、コバエの発生原因と発生場所を突き止めて、繰り返しコバエが発生しないよう対処してもらうことができます。
水回りに発生するコバエの予防法とは?
コバエが室内で発生してしまうと、コバエの死骸や食べ物への混入など、衛生面でも気になる部分が増えてきます。そのため、できればコバエを発生させてしまう前に防ぎたいものですよね。そこで最後に、水回りに発生するコバエの予防法についてご紹介していきます。
水回りを清潔に保つ
やはりコバエは水回りに好んで生息をするため、水回りの清掃を徹底しましょう。例えば生ゴミを放置しない、排水口は毎日掃除するなど、こまめな清掃と対策が必要になります。特に長期間家を空ける予定がある場合は、水回りの汚れは徹底してきれいに掃除をしておきましょう。水漏れがコバエの発生原因になることもありますので、同時に水漏れチェックもしておくと安心です。
排水口に蓋をしておく
水回りを清潔に保っていても、封水の蒸発により排水管からコバエがあがってきてしまうこともあります。そのため、出かける際には排水口に蓋をしておくようにしましょう。メーカーやキッチンの種類によって、排水口に付属の蓋がついていることもありますが、付属の蓋がない場合はお皿などを蓋代わりにしても問題ありません。封水の蒸発を防ぐことにもつながりますし、万が一封水が蒸発してしまっても排水口に蓋があることで害虫や下水臭が部屋のなかにあがってきてしまうのを防ぐことができます。
水回りの定期点検を実施する
水回りから発生する水漏れトラブルや、排水管と壁の接続部分のズレなどは、コバエの発生原因となります。そのため、定期的に水回りの点検を実施して、異常がないか確認しておくのも大切です。水回りの定期点検は、水回りの修理を行う業者が実施していることが多いため、地域に対応している業者から選んでみてくださいね。初めて依頼するという方は、地方公共団体や水道局からのお墨付きである「水道局指定業者」に指定されている業者を選ぶと安心ですよ。インターネット検索でも簡単に探すことができますので、ぜひ探してみてくださいね。
◎合わせて読みたい記事!
水道局指定業者ってどんな水道業者?指定業者を選ぶメリットとは?
https://www.elife-suidou.com/2022/05/18/7673/
まとめ
弊社では水回りトラブルの無料お見積り、修理を行っておりますのでお困りの際は是非ご連絡ください。関東エリア・東北エリア・東海エリア・関西エリアの各拠点にスタッフが待機しておりますので、お問い合わせから最短20分で駆けつけます。不安なことがありましたら是非ご連絡ください。