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水回りのリフォームっていつやればいい? リフォームを依頼する目安とは?

お役立ちコラム

水回りは、「トイレ」「洗面所」「キッチン」「浴室」の4つから成りますが、基本的にはどのような住宅にもこの4つの水回りが揃っているのではないかと思います。そのためリフォームではこの水回りを「4点セット」として呼ぶこともあり、まとめてリフォームのご依頼をいただくこともあります。しかしリフォームで悩むのが、リフォームを依頼するタイミングですよね。まだ使えるのにリフォームは早いのか、でも壊れてしまってから修理をするのは大変だし・・・と、水回りのリフォームのタイミングにお困りの方も多いかと思います。そこで今回は、水回りのリフォームの適切なタイミングや依頼する際の目安について解説をしていきます。

水回りのリフォームを考えるうえで、ひとつの目安となるのが設備の耐用年数です。しかし、普段生活しているなかで水回り設備の耐用年数はあまり意識しませんよね。購入の際に説明を聞いていても忘れてしまう方も多いです。水回りのリフォームをするうえでは、まずは水回り設備の耐用年数を知っておくことが大切ですので、ここでは水回り設備の耐用年数についてまずはお話をしていきます。

◎参考:減価償却のあらまし/国税庁
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2100.htm

◎参考:主な減価償却資産の耐用年数表/国税庁
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/pdf/2100_01.pdf

トイレの便器自体は陶器でできている物が多く、そのほとんどが半永久的な耐久性があります。しかし、トイレは電気製品が使われていたり、消耗しやすい部品が含まれているため、トイレ全体の耐用年数としては10年~15年と考えるのが一般的です。トイレに限らず細かい部品では5年~10年程度で交換が必要になるものもあります。一方で、国税庁が公表している耐用年数表ではトイレの耐用年数は15年と定義されています。

洗面所の一般的に耐用年数は、10年~15年程度と言わています。ただし、使用している蛇口の種類や、洗面カウンターの材質、洗面ボウルの材質によって想定される耐用年数は変わってきます。洗面所の中では蛇口が一番消耗しやすく、蛇口の故障によって洗面所全体のリフォームを検討される方も多いです。洗面ボウルは高い耐久性があるものの、硬い物を落とすなどといったトラブルで破損してしまうこともあります。

キッチンの一般的な耐用年数は、15年~20年程度です。部品の消耗や故障のしやすさという点では、キッチンシンクにある蛇口の割合が高いです。続いて作業台の傷付き、破損、そしてキッチンシンクの凹みや穴あきなどがあります。20年程度でこうした劣化による故障やトラブルが起きやすくなりますが、他の水回り設備と比べて比較的耐用年数は長く設定されていることが多いです。

浴槽の一般的な耐用年数は、15年~20年程度です。浴室は全体的に水に強い素材が使われているため、その分耐用年数も長いです。浴室は耐用年数を過ぎて使用すると浴槽のひび割れ、蛇口のトラブル、排水管の劣化などが起きてくる可能性があります。特に一番多くの水量を使う浴室ですので、トラブルが発生した場合は大きな二次被害につながる可能性もあります。

ここまでで、水回り設備の耐用年数について知っておくことができたかと思います。耐用年数は実際に使える年数よりもやや短めであることが多く、耐用年数を超えて使っても問題がないことも多いです。しかし、壊れてから修理を依頼する、またはリフォームを依頼するとなると修理費用だけではなく水漏れなどによる原状回復のための費用が余計にかかってしまいます。そのため、耐用年数をある程度参考にしていくことが必要です。では、耐用年数の重要性をふまえたうえで、水回り設備はいつリフォームを依頼すればいいのでしょうか。一緒に確認をしていきましょう。

耐用年数や水回り設備の故障が多くなるタイミングを考えると、リフォームに適しているタイミングは設備を使い始めてから10年~15年と言えます。もちろん15年を超えても問題なく使える設備は多いですが、大きなトラブルを起こしたり完全に動かなくなってしまう前に対処するという意味では、はやめはやめのリフォームを行っておくのがベストです。

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部分的な修理や補修といった面で見れば、消耗部品は10年~15年に一度では既に故障を引き起こしている可能性があります。というのも、例えばトイレの内部部品やウォシュレットなどは電化製品が使われていることもあり、メーカーとして5年~10年に一度点検や修理・交換を推奨しているケースがあるのです。そのため、消耗部品はリフォームのタイミングよりも早い段階で先回りして対応しておく必要があります。

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水回りのリフォームのタイミングについて、知っていただくことができたかと思います。短いスパンでリフォームや何らかの修理対応が必要になる、という点に意外性を感じた方も多いかもしれません。水回り設備は壊れてからでは大きな被害につながることが多いため、やはり「今問題なく使えている」という場合でも、耐用年数や劣化に応じた対応が必要に次用になるのです。しかしリフォームを行うから大丈夫と考えるのは危険です。水回り設備を安心して使うためには、リフォームだけではなく普段の取り扱いも重要になってきます。そこで最後に、水回り設備を安心して使うためにリフォーム以外に私たちができることについて解説をして終わります。

水回りの清掃を怠ると、カビや害虫の発生、また水垢による部品のトラブルが発生しやすくなります。そのため、普段から水回りの清掃は心がけるようにしましょう。特にお風呂場は浴室全体が水に濡れる場所ですので、徹底した換気も重要です。お風呂場はどうしてもカビが発生しやすい環境ですので、注意しなければいけません。カビの発生によりアレルギー症状などの健康被害や、水回り全体の劣化スピードが早まるなどのリスクがあります。

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水回りの清掃以外では、プロの業者による定期点検を受けるというのもひとつの方法です。リフォームや工事をいきなり行うのではなく、年に1回程度の頻度でプロの業者による定期点検を受けていると、水回りの劣化状況に応じて適切なタイミングでリフォームを実施することができます。また、部品の劣化や水漏れなどにもすぐに対応することができるため、万が一水漏れトラブルが発生していても被害の拡大を最小限に防ぐことができます。水回り設備全般の点検は年に1回程度推奨しているメーカーが多いですが、古い設備を使っているなどの理由で不安があれば、半年に1回など点検の頻度をあげて点検を実施することも可能ですよ。

弊社では水回りトラブルの無料お見積り、修理を行っておりますのでお困りの際は是非ご連絡ください。関東エリア・東北エリア・東海エリア・関西エリアの各拠点にスタッフが待機しておりますので、お問い合わせから最短20分で駆けつけます。不安なことがありましたら是非ご連絡ください。