水回りのリフォームが完了し、ピカピカのキッチンやお風呂を使い始めたのに、しばらくしてから「水漏れしている…!」と気づくことがあります。せっかくリフォームしたのに水トラブルが発生すると、大きなストレスになりますよね。特に、見えない部分の施工ミスが原因の場合、修理にはさらに時間と費用がかかってしまうこともあります。水回りのリフォームで水漏れが起こる原因はさまざまですが、その多くは施工不良や確認不足によるものです。しかし、適切なチェックを行うことで、こうしたトラブルを未然に防ぐことができます。今回は、水回りリフォーム後に水漏れが発生する主な原因と、施工不良を防ぐためのチェックポイントについて詳しく解説します。リフォームを検討している方や、施工後のトラブルが心配な方は、ぜひ参考にしてください。
水回りリフォーム後の水漏れが起きる理由とは?

水回りリフォームは、快適で使いやすい空間を作るための重要な工事ですが、完成後に水漏れが発生してしまうことがあります。これにはさまざまな原因が考えられます。リフォーム工事の途中で見落としや確認不足があった場合、予期しないトラブルに発展することもあるため、リフォーム後のチェックが非常に重要です。特に配管や排水システム、コーキングなど、目に見えない部分がトラブルの原因となることが多くあります。ここでは、水回りのリフォーム後に起きやすい水漏れとその原因について、詳しく解説していきます。
配管の接続不良や施工ミス
水回りリフォーム後の水漏れの原因として、最も一般的なのが配管の接続不良や施工ミスです。配管は細かな部品や接続部分が多く、それぞれがきちんと接続されていないと、時間が経つにつれて水漏れが起こることがあります。例えば、配管の継ぎ目がしっかりと接続されていない場合や、シール材が不十分に塗布されていると、水圧がかかるたびに少しずつ水が漏れ、最終的には大きな漏れに繋がることがあります。また、配管の締め付けが甘い場合も、振動や温度の変化で少しずつずれていき、漏れが発生することがあります。特に配管が壁の中や床下に隠れている場合、見えない部分の施工ミスが後から問題になることが多いのです。
排水管の勾配不良による逆流
排水管の勾配が不十分であることも、水漏れを引き起こす原因のひとつです。排水管は水を効率よく流すために、一定の勾配が必要です。この勾配が不足していると、水がスムーズに流れず、逆流や溢れが発生することがあります。特に、DIYでリフォームを行った場合、勾配の調整が適切でないことが多く、逆流が原因で水漏れが発生します。逆流が続くと、排水管が詰まったり、水が漏れ出したりすることになります。また、専門業者によっても、勾配が適切かどうかを確認せずに工事を終わらせてしまうことがあるため、施工後に慎重に確認することが求められます。
コーキング処理の不備
コーキング(防水処理)の不備も、リフォーム後の水漏れの原因となりやすいです。キッチンや浴室などでは、壁や床の接合部分をコーキング材で密封して水の侵入を防ぎますが、このコーキング処理が不十分だと、微細な隙間から水が漏れ出すことになります。特に施工直後は問題がないように見えても、時間の経過とともにコーキング材が劣化したり、隙間が開いたりすることがあります。特に、湿気が多い環境ではコーキング材の劣化が早く進み、徐々に水漏れの原因となります。コーキング部分は、リフォーム後すぐに目視で確認しても、数か月後には問題が発生していることがあるため、施工時にしっかりとした処理を施すことが必要です。
設備の不良や破損
水回りの設備自体に不良がある場合、それが原因で水漏れが発生することもあります。例えば、蛇口や給水管、シャワーなどの設備は、設置時に衝撃を受けたり、取り付けが不十分だったりすることで、微細なひびが入ったり、接続部分に隙間ができたりすることがあります。特に新しい設備を使用している場合でも、製造時に微細な欠陥があることがあり、その結果、水漏れが発生することも少なくありません。また、施工中に設備が落下したり、無理な力が加わったりすることで、内部に亀裂が生じることもあります。これらの不具合は、施工後に水圧をかけてテストをしておかないと、後から気づくことになり、漏水の原因になることがあります。
施工不良を防ぐためにはどうすればいい?

せっかくお金を出してリフォームをしても、水漏れをしてしまったのでは工事自体意味がありませんよね。多くの場合業者による施工不良では、その後の水漏れは無償で対応してもらえることは多いですが、再度工事の手配や立ち合いのための時間調整など、依頼する側としても負担になってしまいます。そのため、施工不良が起きないように工事を依頼することも大切です。では、このような施工不良を防ぐためには、どのような対策を取ればいいのでしょうか。具体的に見ていきましょう。
施工前にしっかりと業者を選ぶ
水回りリフォームの施工不良を防ぐためには、まず信頼できる業者を選ぶことが基本です。リフォーム業者には、経験豊富で信頼性の高いところを選びましょう。過去の施工実績や口コミ、業者の資格や保証内容などをしっかり確認することが大切です。信頼できる業者であれば、施工中や施工後に発生する可能性のある問題を事前に予測し、適切な対策を講じてくれるでしょう。また、業者と事前にしっかりと打ち合わせを行い、工事の進行状況を把握しておくことも、施工ミスを防ぐためには非常に有効です。
工事中に施工箇所を定期的に確認する
水回りリフォームの際、見えない部分が多いため、施工中の確認が重要です。特に配管の接続や防水処理、コーキング部分など、完成後に確認できない場所は、工事中にしっかりとチェックしておく必要があります。リフォーム業者にお願いして、重要な箇所を確認する際に立ち会い、進捗状況を確認しましょう。特に配管の接続部分や、シール材の塗布状態を業者と一緒に確認することで、後から起こり得る問題を事前に防ぐことができます。見えない部分こそ注意が必要であり、見逃しがちですが、きちんとチェックすることで水漏れのリスクを減らせます。
水圧テストと水漏れテストを実施する
リフォーム後に水漏れを防ぐためには、施工完了後すぐに水圧テストと水漏れテストを行うことが重要です。施工後すぐに水を流し、配管や設備が正常に機能しているか、漏れがないかを確認しましょう。特に配管が接続されている部分や、シール部分に問題がないかを重点的にチェックします。水圧テストを行うことで、施工時に見落としがちな接続不良や隙間を早期に発見できます。もし業者が水圧テストや水漏れテストを省略しようとした場合は、必ず確認をお願いしましょう。
施工前後の詳細な打ち合わせを行う
施工不良を防ぐためには、施工前に詳細な打ち合わせを行うことが重要です。リフォームの目的や希望する内容を業者としっかり共有し、必要な工事内容や使用する設備について確認しましょう。また、工事の進行中にも細かな要望を伝え、必要に応じて調整を行うことが大切です。施工後に不満や問題が発生するのを防ぐためにも、事前の打ち合わせをきちんと行い、納得した上で施工を進めることが重要です。
施工後の保証内容を確認する
施工後の保証内容をしっかり確認しておくことも、施工不良を防ぐための対策となります。リフォーム業者が提供する保証がどのような範囲でカバーされているのか、保証期間がどのくらいなのかを事前に把握しておきましょう。万が一、施工後に水漏れなどのトラブルが発生した場合に、迅速に対応してもらえるかどうかを確認しておくことが大切です。また、施工後のメンテナンスや点検サービスが提供されているかも重要なポイントです。保証がしっかりしている業者を選ぶことで、トラブル発生時にも安心して対応してもらえます。
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まとめ
弊社では水回りトラブルの無料お見積り、修理を行っておりますのでお困りの際は是非ご連絡ください。関東エリア・東北エリア・東海エリア・関西エリアの各拠点にスタッフが待機しておりますので、お問い合わせから最短20分で駆けつけます。不安なことがありましたら是非ご連絡ください。