毎日使う浴室の床は、使っていくうちに劣化したり機能性が低下していきます。そのため、「最近水はけが悪くなってきて掃除が面倒」「お風呂のタイルが剥がれて怪我をした」そんなお悩みを抱えている方も多いかと思います。しかし、こうした浴室床のお悩みはリフォームで解決することができます。本記事では、浴室床の種類やリフォームすることで得られるそれぞれのメリット、デメリットなどについても解説をしていきます。
リフォームで人気のある浴室床のメリット・デメリット
実際にリフォームをするとなった時に気になるのが、どんな床材があるのか、また床材を選ぶことによるメリット・デメリットですよね。そのためここでは、リフォームで人気のある床材をご紹介しながら、それぞれの床材のメリット・デメリットについて解説をしていきます。
タイル
▶メリット
FRP床材とは、Fiber Reinforced Plastics(繊維強化プラスチック)の略で、ガラス繊維などのセインい素材と樹脂素材を組み合わせた素材のことです。近年需要が高まり、浴室の床や浴槽に使われることも増えてきました。FRPを床材に使用することのメリットは、軽量で耐久性・耐水性があり、デザインも幅広いという点です。リフォームでも人気のある浴室床材です。
▶デメリット
FRP床材は、大量生産に向いていないという特性があるため、他の床材と比べると導入費用が高額になりやすいです。また傷が付きやすい面もあるため、掃除のしやすさはあるものの、傷をつけてしまうと汚れが溜まってしまいやすいデメリット面もあります。FRP素材はリサイクルが難しく廃棄処分が大変であるという面から、環境に負担をかけてしまうといった部分もあります。
木製床材
▶メリット
木材特有の温かみや、床面からの冷え込みを予防してくれる木製床材は、実はリフォームでもとても人気があります。日本らしさを取り入れた浴室デザインにすることができ、木材特有の木の香りを楽しむことができます。今は木材の弱みである防水性・防腐性に配慮した製品も多く開発されているため、従来よりも長持ちさせることができるようになりました。
▶デメリット
防水性・防腐性に配慮されてはいるものの、やはり他の床材と比べると、防水性・防腐性の性能が低い部分があります。そのため換気設備が充実していない浴室設計では、向かないケースが多いです。また在来工法での取り扱いが基本ですので、既存がユニットバスの場合は木材の床にすることができないこともあります。
浴室床のリフォームはいつ行うのがベスト?
ここまでで、今人気のある浴室床材や、そのメリット・デメリットについて知っていただくことができたのではないでしょうか。同じ床材に変更、または違う床材に変更することで今あるお悩みを解決することができるため、快適な生活を送るためにもリフォームは大切なことです。では、実際にリフォームはどのようなタイミングで実施すべきなのでしょうか。「まだお風呂が使えているから・・・」「リフォームしたいけどいつしたらいいか分からない」そのような方も多いかと思いますので、ここでは浴室床のリフォームを行うタイミングについて解説をしていきます。
床の汚れが落ちない
掃除をしても床の汚れやカビが落ちない、という場合は、床材の寿命や劣化サインです。こうした症状が出始めたら、掃除だけでは完全に改善することが難しいことも多いですので、特に年数が経過している場合はリフォームを検討し始めましょう。
大きなひび割れがある
既存の床材がタイル材や天然素材である場合は、劣化や衝撃などによってひび割れが発生することがあります。ひび割れは放置することで直接的な水漏れトラブルの原因のひとつとなるため、気付いた時には早急な修理・リフォームが必要です。小さなひび割れであれば業者による修理で済むことも多いですので、判断が難しい場合はまずは業者に相談しましょう。
床材の弾力性がなくなる
既存の床材が樹脂系などで弾力性のある床材であるにも関わらず、歩いていて硬い触感があったり、今までの弾力性を感じなくなった場合は床材や床材下地の劣化が考えられます。場合によっては水漏れによる床材下地の腐食などもあるため、早急な対処が必要です。床材下地は床材をはがして確認をしなければいけないため、床材下地の修理のタイミングで床材のリフォームを行う方も多いです。
20年以上経過している
浴室全体のリフォームとしては、15年~20年が目安と言われています。そのため、新築時から20年経過している、あるいは前回のリフォームから20年経過している場合は、早めのリフォームを検討しましょう。20年以上経過している浴室は、床だけではなく他のさまざまな面で劣化が発生していることが多いですので、目に見えて症状が出ていない場合でもリフォームを検討する必要があります。
浴室床のリフォームを依頼する際に注意すべき点とは?
浴室床のリフォームを行う際は、床材のメリット・デメリットだけではなく、浴槽全体のことや業者との相性なども確認して進めていく必要があります。リフォームには高額な費用がかかるため、失敗しないように勧めていきたいものですよね。そこで最後に、浴槽床のリフォームで失敗しないために、浴槽床のリフォームを行う際に注意していただきたいポイントについて解説して終わります。
解決したい問題に合う床材なのかを確認する
リフォームは見た目の改善だけではなく、機能性の向上や、今ある問題に対しての改善が求められる工事です。中には「見た目だけをよくしたい」という方もいらっしゃいますが、多くの方が今ある問題の改善を目指してリフォームを選択しています。そのため、問題の解決に必要なリフォーム工事を選択できているか、また床材の選択は問題解決に沿ったものかなどを業者としっかり話し合い、リフォーム内容を決定していきましょう。
デメリットも把握しておく
本記事の中でも触れていますが、浴室床材には様々な種類があり、例え人気の床材であっても必ずデメリット面が存在します。これはどのような床材にも言えることで、メリットとデメリットは必ずあります。そのため、床材を選ぶ際にはデメリット面についてもしっかり把握しておくことが大切です。デメリット面は、ほとんどが掃除や定期点検などを実施していくことで補うことができる部分ですので、デメリット面を知りデメリット面に対する対策を立てておくこともリフォーム時には必要なことです。
業者の技術力や対応を確認しておく
浴室のリフォームは、施工不良が発生すると深刻な水漏れトラブルにつながる可能性があり、場合によっては住宅に大きな負担をかけてしまいます。そのため、リフォームを依頼する際には業者の技術力にも注目し、業者選びをしていくようにしましょう。業者の技術力を正確に把握するのは難しい部分がありますが、水道局や地方自治体が認めいる水道局指定業者でリフォームを行っている業者を選んだり、業者の過去の施工例を見て判断するといった方法がオススメです。また、業者の対応もしっかりと確認しておきましょう。高圧的な態度ではないか、対応は丁寧かつ早いか、また寄り添って提案を行ってくれる業者かを確認して、業者との相性の良さも確認しておくことが大切ですよ。
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まとめ
弊社では水回りトラブルの無料お見積り、修理を行っておりますのでお困りの際は是非ご連絡ください。関東エリア・東北エリア・東海エリア・関西エリアの各拠点にスタッフが待機しておりますので、お問い合わせから最短20分で駆けつけます。不安なことがありましたら是非ご連絡ください。