「お風呂の扉を開けたら下水のような臭いが充満していた」「お風呂場からなんとなく嫌な臭いがする」そんなお悩みはございませんか? 実はこうした臭いトラブルは水回り設備ではありがちで、適切な掃除やメンテナンスができていないと高い確率で発生します。今回は、お風呂で起きがちな下水のような異臭トラブルの4つの原因と、解決策について解説をしていきます。
お風呂が下水臭くなる4つの原因と解決策とは?
清潔に保ちたい水回り設備ですが、汚れが溜まりやすく、掃除をしていても時に下水臭がしてしまうこともあります。しかし、どこから臭いがしているか分からない、臭いの原因が何なのかが分からないということも多いですよね。そこでここでは、お風呂が下水臭くなってしまう主な原因と、下水臭さを解決する方法について解説をしていきます。
排水管内の汚れ
排水管内に汚れが蓄積されていると、下水臭くなることがあります。これは、使っていない時間帯に排水管から臭いが風呂場にあがってきてしまうことが多いため、お風呂に入った時に下水臭さを感じるようになるのです。トイレなどで感じるアンモニア臭に近い臭いの場合は、排水管の汚れから発生している雑菌などが広がり、風呂場に届いてしまっていることが多いです。水やお湯を流すと一瞬臭いが消えたように感じるため、そのまま放置してしまう方も多いのですが、排水管の汚れが取り除けていないと同じように使っていない時間帯に臭いが風呂場にあがってきます。
▶対処法
排水管用のパイプクリーナーを使用することで、排水管内の汚れを落とすことができます。パイプクリーナーは市販で購入することができるため、準備にも手間はかかりません。しかし強い薬剤であるため、使用時は清掃用の手袋を着用し、手に付着しないよう気を付けましょう。また洗剤の混ぜ合わせで有毒なガスが発生する可能性があるため、換気を十分に行い、使用前に他の洗剤を使用していた場合はしっかり洗い流してからパイプクリーナーを使うよう徹底しましょう。
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排水口の汚れ
お風呂場の排水口は、洗剤だけではなく、髪の毛などの体毛や垢などが蓄積して汚れとなることが多いです。特に排水口のフタの下に設置されていることが多いヘアキャッチャーですが、定期的に清掃をしないと、溜まった汚れから雑菌が繁殖して下水っぽい臭いを放つことがあります。石鹸などの汚れが多ければ、下水よりも酸っぱい臭いがすることもあり、汚れの種類によっては異臭の感じ方が異なる場合もあります。
▶対処法
排水口を蓋を開け、ヘアキャッチャーの汚れを取り除きましょう。最初はキッチンペーパーなどで汚れをつかみ取り、取った汚れはゴミ箱に捨てます。次にヘアキャッチャーの網目部分や排水口の蓋などは、清掃用ブラシや歯ブラシを使用して汚れを取り除いていきます。汚れが強い場合は、お風呂の清掃用洗剤を使っても問題ありません。
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浴室暖房乾燥機の汚れ
意外と忘れられてしまいがちな場所ですが、浴室乾燥機の汚れが臭いの原因になることもあります。乾燥時に飛んだ衣類の繊維が中にとどまってしまっていたり、ホコリ汚れや、カビなどが放置されることで異臭につながります。浴室暖房や乾燥機を使用した時に嫌な臭いがする場合は、浴室暖房乾燥機内に汚れが溜まっていないか確認するようにしましょう。
▶対処法
フィルターが取り外しができる浴室暖房乾燥機の場合は、フィルターを外しホコリを取り除きましょう。その後、拭き取り掃除を行える範囲でフィルター周辺の器具も清掃をしていきます。カビが酷い場合は中性洗剤を使用しても問題はありませんが、水を直接かけてしまうと故障してしまう可能性があるため、洗剤の拭き取りは濡らした雑巾などで丁寧に行うのが望ましいです。取り外しができないタイプは業者による分解作業が必要となるため、業者を呼び清掃を依頼するようにしましょう。
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浴室全体のカビ汚れ
浴室暖房乾燥機にカビが発生している場合、高確率で浴室の他の場所にもカビが発生している可能性が高いです。浴室で頻繁に発生するのは黒カビと呼ばれる黒いカビで、すぐに見つけることができます。しかし近年浴室のブラック系やグレー系の暗い色の仕様が流行っており、壁や床面などが黒色だとカビにすぐに気付けないこともあります。異臭を感じた場合はカビの可能性も考えておきましょう。
▶対処法
カビは中性洗剤で擦り洗いをして落とすのが効果的です。浴室暖房乾燥機以外であれば水やお湯をかけても問題ありませんので、普段のお風呂掃除と同じ要領でカビを落としていきましょう。ただし、カビは根を深く張る菌ですので、簡単に落とせないこともあります。自力で対応が難しい場合は、プロの業者に依頼してカビの清掃をしてもらうと安心です。
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お風呂の下水臭を予防する方法はある?
清潔に保ちたいお風呂場で、下水の臭いがしていたら嫌ですよね。その原因が雑菌やカビとなると、健康被害も心配です。そのためここでは、お風呂場の下水臭を予防する掃除方法について解説をしていきます。普段のお掃除に取り入れるだけで違ってきますので、ぜひ試してみてくださいね。
予防的にパイプクリーナーを使用する
排水管からの下水臭対策でも登場したパイプクリーナーですが、実は掃除の工程のひとつとして使うことで、下水臭を予防することも可能です。頻度は週1回程度、パイプクリーナーの指定する量を排水管に流し込み、30分程度放置して水やお湯でしっかり洗い流せば完了です。ただしパイプクリーナーの薬剤臭が残りやすくなるため、換気をしっかり行うことが大切です。予防的にパイプクリーナーを使用していくことで、大きな汚れが蓄積する前に溶かして流すことができるため、逆流や下水臭を防ぐことができます。
週に2~3回ほどヘアキャッチャーの掃除を行う
ヘアキャッチャーはお風呂の中でも一番汚れが溜まりやすい部分のため、できれば毎日掃除をするのが理想的です。しかし、忙しい方やつい忘れてしまうなんて方もいらっしゃるかと思いますので、そういった場合は週に最低でも2~3回は掃除するよう心がけてみてください。今はヘアキャッチャーに使い捨ての網を付けて掃除を楽にするアイテムなどもあるため、掃除が苦手な方は掃除用便利アイテムもオススメですよ。
高温のお湯をかけて換気を行う
雑菌やカビの繁殖対策として手軽に毎日できる方法は、お風呂場を使用した後に、高温のお湯でカビが繁殖しそうな床や壁一面を洗い流し、換気をするということです。お湯は50度以上でカビを死滅させることができる、と言われているため、可能であれば50度以上のお湯を使用するのが望ましいです。ただし火傷の恐れがあるため、使用する際には十分に注意し、お湯の設定温度も元に戻しておくと後から使う際にも安心です。お湯で洗い流した後は、窓や換気設備を使用してできる限りの換気を行いましょう。換気を行うことで雑菌やカビの繁殖減となる湿度をお風呂場から逃すことができ、お風呂場を清潔に保ちやすくなります。
月に1回ほど浴室暖房乾燥機の掃除を行う
浴室暖房乾燥機は、月に1回フィルターや拭き掃除など簡単な掃除を行うと、カビや汚れが付きにくくなります。ただし浴室暖房乾燥機の内部は、個人では分解や清掃が難しいため、年に1回はプロの業者に掃除メンテナンスを行ってもらうと安心です。
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まとめ
弊社では水回りトラブルの無料お見積り、修理を行っておりますのでお困りの際は是非ご連絡ください。関東エリア・東北エリア・東海エリア・関西エリアの各拠点にスタッフが待機しておりますので、お問い合わせから最短20分で駆けつけます。不安なことがありましたら是非ご連絡ください。