水回りの設備は日常的に使用するため、古くなると不具合が出やすくなります。例えば、トイレやキッチンの蛇口からの水漏れや、浴室のタイルのひび割れなど、修理が必要な場合もあります。しかし、そんな時に「修理をするべきか、それともリフォームすべきか?」という選択に悩む方も多いのではないでしょうか。どちらも選択肢として有効ですが、どのタイミングでどちらを選ぶべきかは、設備の状態や費用、将来的な維持管理の観点から考える必要があります。そこで今回の記事では、古くなった水回り設備の修理とリフォーム、それぞれのメリットとデメリットを詳しく解説していきます。リフォームと修理で悩んでいるという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
水回りを修理した方がいいケースとは?

水回りが故障してしまった場合、多くの方がまずは修理を検討するかと思います。一般的には突然リフォームというよりも、修理を行って様子を見ることが多いです。そこでまずは、水回りを修理した方がいいケースについて解説をしていきます。
小規模な不具合にとどまっている
水漏れや排水の詰まりなど、小さな不具合が発生している場合には、修理で十分なことがあります。例えば、トイレの便座が温まらない、キッチンの蛇口から水が少し漏れている程度なら、部品交換やパッキンの交換で解決できることが多いため、リフォームまでする必要はありません。修理はその場で問題を解決し、費用を抑えることができるため、特に小さな問題の場合は修理が適しています。何度も繰り返す場合は注意が必要ですが、長期的な使用における2~3回程度の軽度な不具合であれば、ほとんどの場合が修理で対応することができます。
設備が修理に耐えることができる
見た目が少し古くなってきている設備の場合、リフォームで全体的な交換を検討される方も多いです。しかし、設備がまだ耐用年数内で十分に使える状態である場合は、部分的な設備の修理もしくは部分的な交換で済ませることができるケースも多いです。少し古い程度の見た目は気にならない、費用を最小限にしたいという方は、設備の状態を見て修理を選ぶこともできます。
応急処置をしておきたい
繰り返す不具合で今後は修理ではなく交換、リフォームを検討している、という方でも「ひとまずリフォームまでの間使えるようにしておきたい」という場合は一時的な修理で応急処置を行う方も多いです。応急処置的な修理は、修理をして不具合が抑え込める場合限定ではあるものの、急なトラブルに低予算で対処することができます。
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水回りをリフォームをした方がいいケースとは?

水回り設備のリフォームは、修理では対処しきれない大きな問題や、より快適な生活環境を求める場合に選ばれることが多いです。リフォームを行うことで、設備全体を新しくし、機能性を高めることができます。それでは、どのような場合にリフォームが適しているのでしょうか。ここでは、リフォームが必要なケースを解説していきます。
設備が老朽化している
設備が20年以上使用されている場合、部品の劣化や故障が起きやすくなります。例えば、浴室のタイルが割れたり、キッチンの蛇口がサビついてしまっている場合、修理を繰り返しても根本的な問題が解決しません。設備自体の劣化が進んでいる場合、リフォームを行うことで新しい設備に交換でき、快適に使用できるようになります。リフォームにより新しい設備を導入することで、今後のトラブルを防ぎ、長期的に安心して使えるようになります。
家族構成の変化に伴うニーズが生じた
家族が増えたり、生活スタイルが変わった場合、既存の水回り設備が合わなくなることがあります。例えば、赤ちゃんが生まれてお風呂の使い方が変わったり、家族全員が一度にトイレを使用する機会が増えると、今の設備では不便を感じることが多くなります。このように物理的に不便を感じている場合は、リフォームによって設備の配置を見直したり、広いスペースに変更したりすることで、より便利で使いやすい水回りを実現できます。
省エネ・節水を意識している
古い設備は、省エネや節水性能が低いことが多いです。例えば、古い給湯器やトイレでは水の使用量が多かったり、エネルギー効率が悪かったりすることがあります。リフォームを行うことで、最新の省エネ・節水設備に取り替えることができ、光熱費の削減や環境への配慮が可能になります。最新の設備を導入すれば、ランニングコストを抑えると同時に、快適な生活を提供することができます。
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リフォームと修理、コストの違いとは?

水回り設備の修理とリフォームでは、コストに大きな違いがあります。修理はその場しのぎの対応として比較的安価で済むことが多いですが、リフォームは長期的に見て設備全体を新しくし、機能性やデザイン性を向上させるため、初期投資が高くなることが一般的です。どちらを選ぶかは、予算の面でも検討しなければいけませんよね。修理とリフォームのコストに関する違いを詳しく見ていきましょう。
修理のコスト
修理は、問題の箇所だけをピンポイントで直すため、一般的にコストは低く抑えられます。例えば、水漏れや蛇口の故障、トイレの詰まりなどの修理では、必要な部品と工賃のみで対応できます。例えば、蛇口の交換は数千円~10,000円程度で済むことが多く、トイレの詰まり解消は5,000円~15,000円程度が目安です。水漏れ修理も同様で、簡単な修理であれば数千円から数万円程度で済むことが多いです。しかし、修理はその場の問題を解決するもので、根本的な原因を取り除くことができない場合もあります。定期的な修理や修理の回数が増えることで、長期的にはコストが積み重なる可能性もあります。
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リフォームのコスト
一方、リフォームでは設備全体を新しくするため、修理よりも高額になります。例えば、キッチンや浴室のリフォームでは、配管の交換や新しい設備の導入が必要となり、材料費や工事費用が増加します。キッチンのフルリフォームはおおよそ100万円~200万円程度が相場で、浴室リフォームも50万円~150万円程度かかることが多いです。さらに、古い家の場合、配管や電気配線の取り替えを含めた大規模なリフォームが必要になることもあり、その場合は250万円以上の費用がかかることもあります。
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水回りの修理とリフォーム、結局どっちを選べばいい?

ここまで水回りの修理とリフォーム、それぞれが適している場合やコストの違いなどについて解説してきました。しかし、「結局どっちを選べばいいのか分からない」とお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか。水回りの修理とリフォーム、どちらが絶対に正解とは言い切れない部分もあるため、選ぶ際は余計に悩んでしまいますよね。そこで最後に、水回りの修理とリフォーム、どちらを選べばいいのかこの記事で解説した内容を復習しながらまとめていきます。検討する際の判断材料としてぜひご活用ください。
修理を選ぶべき場合
修理を選ぶのが適している場合は、設備にまだ十分な寿命が残っている、または問題が一時的なものである場合です。例えば、蛇口の水漏れやトイレの詰まりなど、特定の部分だけが故障している場合、修理をすることでその場で問題を解決できます。また、予算に限りがある場合や、急ぎで修理を行いたい場合にも修理が選ばれやすいです。修理を選ぶメリットとしては、即効性があることや、初期費用が安く抑えられることが挙げられます。たとえば、洗面台の水漏れ修理やトイレの詰まり解消は、数千円から数万円で済むことが多いです。
リフォームを選ぶべき場合
リフォームは、設備が古くて頻繁に故障している場合や、全体的な機能性やデザインを向上させたい場合に選ばれるべきです。例えば、古くなったキッチンや浴室では、修理を繰り返すことで逆にコストがかかってしまうことがあるため、リフォームの方が費用対効果が高いこともあります。リフォームを選ぶメリットは、新しい設備への交換で、より快適で機能的な空間が作れることです。さらに、省エネ設備への変更や水回りの配置を見直すことで、日々の生活の質を向上させることができます。例えば、最新のシャワーヘッドや水道管を導入することで、節水効果を得られるほか、長期間にわたってトラブルを避けられる可能性が高まります。
判断に迷ったら業者に相談
修理かリフォームかを選ぶ際、水回り設備の現状をしっかりと把握したうえで適切な判断を行う必要があります。しかし、水回り設備は配管や見えない部品などが隠れており、素人目に判断することは非常に困難です。そのため、修理かリフォームの判断に迷ったら、プロの業者に相談してみるのもオススメですよ。見た目はきれいに見えても実は中で水漏れが進行していた、なんてことも現場ではよくあることです。また古いからと言って必ずしもリフォームが必須なわけでもありません。ケースバイケースですので、判断に迷ったらプロの業者に相談して、プロに実際に見てもらうようにしましょう。
まとめ
弊社では水回りトラブルの無料お見積り、修理を行っておりますのでお困りの際は是非ご連絡ください。関東エリア・東北エリア・東海エリア・関西エリアの各拠点にスタッフが待機しておりますので、お問い合わせから最短20分で駆けつけます。不安なことがありましたら是非ご連絡ください。