ブログ

給湯器から大量に水漏れ、放置すると命の危険も! 原因と対処法のご紹介

お役立ちコラム

給湯器は生活を豊かに送る上でとても大切な役割を果たしています。例えば食器を洗う時や、お風呂を沸かす時、シャワー、床暖房や浴室乾燥機など普段は当たり前に使っているお湯や暖房機能ですが、実は給湯器の働きがあってこそのものです。そのためそんな役割を担っている給湯器が突然故障してしまった時には、びっくりしてしまいますよね。給湯器の故障は今まで普通に使えていたお湯が使えなくなってしまうだけではなく、ガスを使用しているため放置していると不完全燃焼などによる有害ガスの発生など命に関わる危険も出てきます。今回は万が一の際にも冷静に対処できるよう、給湯器の故障の原因とすぐに実践していただける対処法についてご紹介していきます。

給湯器はどうやって動いているの?

一般的に給湯器は屋外に置いてあり、建物の外観に影響が出ないよう普段目につかないような場所に置いてあることがほとんどです。そのため毎日お湯を使っていても給湯器を利用しているというイメージが湧きにくいかもしれません。給湯器自体は電気で動いており、その中で水をお湯に変換していきます。水をお湯に変換する際にはガスが使用されており、これがお湯を作るための燃料となります。そのため給湯器は住宅にお湯を届けるために「電気」「ガス」「水」の3つがそれぞれ働くことで成り立っています。このどれもがライフラインには欠かせないもので、給湯器は個人で修理することができません。故障などで修理が必要になった場合は、それぞれの専門資格を持った作業員が必要になります。その他の部分でいうと床暖房や浴室乾燥機などの機能は、戸建て住宅では追加機能として用意されていることが多いですがエネルギーを生み出す構造はほとんど変わりません。床暖房の場合は、床の下に配置した専用の配管にお湯を流すことで床をあたたかく保ちます。浴室乾燥機は高温のお湯を浴室の天井部分につけられている暖房回路にまわすことにより、熱い風を送り込み浴室内の温度を高く保つことで衣類などの乾燥を行います。

給湯器から水漏れ、考えられる原因とは?

給湯器の故障でよく発生するのは水漏れです。バシャバシャと分かりやすく水漏れをする時もあれば、近くで見ないと漏れているかどうか分からないレベルの水漏れもあります。また同じような水漏れでも原因が異なる場合もあり、中には命に関わるような重大な水漏れもあります。ここではそんな給湯器の水漏れの原因を解説していきます。

①経年劣化による水漏れ

給湯器は10年に1回のメンテナンスを推奨されていますが、この時期になると給湯器のさまざまな部分が劣化していることが多く、特にパッキンの劣化による水漏れがとても多い時期になります。パッキンは通常ゴムでできていますが、他の部品と比べると消耗しやすく劣化が早い部品でもあります。そのためパッキンによる水漏れが経年劣化の水漏れの中でも断トツで多い印象です。パッキンだけでいうと5年~10年ほどの寿命のため、給湯器自体のメンテナンス時期よりも早い段階で水漏れを起こす可能性もあります。

②配管の凍結・膨張による水漏れ

お住いの地域による天候の特性が大きく影響しますが、極端に寒いまたは暑い地域ではよく起きる水漏れの原因です。寒い地域では外気温が下がることにより配管内が凍結してしまいます。その結果、水が出ないまたは破損してしまい水が漏れてしまうトラブルが発生しやすくなります。逆に猛暑などが続く暑い地域ですと配管は膨張しやすくなり、それにより破損などを起こし水漏れの原因につながることもあります。

③設置時の施工不良

新築で給湯器を付けたばかりの時や、給湯器を新しく交換した時に水漏れが起こってしまった場合は施工時に設置が上手くいっていないことが原因として考えられます。給湯器は資格を持ったプロがしっかりと設置しますが、まれに施工不良が起きてしまいます。そのため経年劣化だけではなく、新しくした時にも水漏れしていないかなどよく注意して観察する必要があります。

給湯器の水漏れに気付いた時にすぐできる対処法

給湯器の修理やメンテナンスは自力ですることは難しいと説明をしましたが、業者が到着するまでの間に被害を拡大しないためにできることもあります。大切なのは無理に行わないことですが、給湯器の様子を見て応急処置が可能であれば試してみてくださいね。またご自身では判断が付かないなど不安な場合は業者に連絡した際に水漏れや故障の状況を伝えて指示を仰ぐのもひとつの手です。

①給湯機能の使用を停止する

水漏れに気付いたらまずは給湯器の使用を停止しましょう。家族が同居している場合などには声をかけ、お湯などを使用しないようキッチン横などにある給湯機能のボタンをオフにしましょう。この時本体の電源などを触ってしまったり給湯機そのものの電源を落としてしまうと、電気系統の故障や感電など二次被害につながる可能性があるため注意が必要です。

②止水栓をしめ、水漏れ場所を確認する

水漏れが発生している際は止水栓をとめることで一時的に落ち着きます。しかし止水栓をとめると家全体の水が使えなくなるため、トイレなども使えなくなりますので家族がいる際などはやはり声かけや協力が必要です。止水栓をしめた後であれば水漏れ箇所の特定もしやすいため必要に応じて給湯器の様子を確認し、余裕があるようであればその状況を業者に伝えましょう。そうすることで現地に着いた際の修理などもスムーズです。

③室内を換気する

給湯器での事故で一番怖いのがガスの不完全燃焼による一酸化炭素中毒です。ガス配管などの異常の際に起きやすい事故ですが、水漏れが原因になる可能性も0ではありません。また一酸化炭素は無色無臭のため、気付かずに室内に充満してしまうと大変危険です。最悪の場合死に至る危険な有毒ガスです。給湯器から異音がするなど何らかの異変を感じた場合、使用を停止した上で室内を換気し給湯器から離れる、屋外に出るなどの対策をとりましょう。

④業者に連絡する

一見大したことのない水漏れだったとしても、上記で説明したようなガスの不完全燃焼など命に関わる重大な事故につながる可能性もあるため、必ず業者に連絡をするようにしましょう。業者に連絡する際には「どんな症状があるか」「いつ異変を感じたか」「応急処置として何をしたか」「応急処置をする必要があるか」を優先して伝えるとスムーズです。

給湯器を長持ちさせる方法

給湯器を長持ちさせるためには推奨されている10年に1度のメンテナンスの他に、普段のお手入れなども大切になってきます。給湯器は室外に置いてあるものですので、天候の影響なども直接受け汚れやすいものです。電気系統などは屋外に置いてもしっかりと守られるように設計されていますが、長時間触らずに置いているとやはりどうしても汚れはたまっていきます。そのため庭のお手入れのついでに給湯器を掃除するなど、こうした簡単なお手入れも給湯器を長持ちさせるためにはとても大切なことです。給湯器には排気口があり、その部分は定期的に掃除をしないとホコリやチリなどがつまってしまい、排気不良などを起こす危険性があります。また排気口の近くに物を置くのも危険です。雑草などが伸びてしまい排気口付近を塞いでしまうこともありますので、雑草の除去なども定期的に行いましょう。給湯器の掃除を行う際には「水漏れはしていないか」「異音はしていないか」「異臭はないか」なども一緒にチェックすると、普段使っているだけでは気付けない小さな故障に気付くこともできます。その他に長時間家を空ける際などはブレーカーなどを落としていかれる方が多いかと思いますが、水漏れなどの故障をしていないか確認した上で給湯器本体の電源を切っておくことも給湯器を長持ちさせるためには大切です。是非試してみてくださいね。

まとめ

今回は給湯器の故障の原因と対処法についてご紹介してきました。いかがだったでしょうか。万が一の際でも原因や対処法を知っておくと、焦らずに冷静に対処することができます。弊社では水回りトラブルの無料お見積り、修理を行っておりますので給湯器の水漏れや故障でお困りの際は是非ご連絡ください。関東エリア・東北エリア・東海エリア・関西エリアの各拠点にスタッフが待機しておりますので、お問い合わせから最短20分で駆けつけます。不安なことがありましたら24時間電話対応しておりますのでお気軽にご連絡ください。