お風呂場の鏡の水垢、気付いたら真っ白になっていたなんてこともありますよね。インターネットで水垢の掃除方法を検索するとクエン酸というワードがあがってくるため、水垢にはクエン酸がいいと知って試してみた方も多いと思います。しかし中には頑固な水垢汚れもあり、放置していた時間が長ければ長いほど水垢が落ちにくく、クエン酸を使っても全然落ちないなんてこともあります。クエン酸を試してみたけれど全然落ちない水垢汚れ、それでもなんとか綺麗にしたい。そんな方に今回は対処法をご紹介していきます。頑固な水垢汚れに悩まれている方、是非参考にしてみてくださいね。
そもそもなぜ水垢にクエン酸なの?
「水垢にはクエン酸が有効」といった話を聞いたことがある方や、掃除方法を調べているうちにそういった情報を得たという方は多いかと思います。しかし、なぜ水垢にはクエン酸が有効なのでしょうか。ここでは、掃除の際に活用できる知識として、水垢になぜクエン酸が効果が出るのか解説していきますので、一緒に見ていきましょう。
水垢の性質がアルカリ性だから
水垢は水道水に含まれるミネラルが蒸発することで、白っぽい汚れになります。私たちが見えている水垢は、蒸発したあとのミネラルということになります。ミネラルはアルカリ性の物質であるため、水垢として付いたミネラルは反対の性質を持つ酸性の物質で中和して落とすことができます。そのため、酸性であるクエン酸が掃除アイテムとして使われる機会が多いのです。アルカリ性の汚れであれば基本的には酸性のものが効果がありますが、クエン酸は普段自宅にある方も多く、掃除アイテムとしてよく名前があがります。
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クエン酸で落ちない汚れの正体ってなに?
水垢がクエン酸で落とせると聞いて、すでに試したという方もいらっしゃるかと思います。しかし、クエン酸を使用しても落ちない水垢もあったのではないでしょうか。水垢は簡単に落とせそうな汚れに見えて、実はさまざまな原因で落としにくい水垢になってしまっていることもあります。そこでここでは、クエン酸で落ちない水垢の正体についても、お話をしていきます。
皮脂汚れ
水垢にまじって皮脂汚れがついてしまうことがあります。お風呂では体を洗う際に、皮脂が落ちることはよくありますよね。目には見えないことが多い皮脂ですが、寄りかかっていた浴槽を触るとザラザラとした手触りを感じることあるかと思いますが、これが皮脂汚れです。手で触って分かる程度に皮脂は大きな汚れのため、水垢に交じって水分が蒸発することで、しぶとい頑固な汚れとなってしまうのです。また、皮脂汚れは実は酸性の性質を持つため、クエン酸では完全に落としきれないこともあります。水垢だけのように見えても、性質の異なる汚れが混ざり合っていることによって、クエン酸できれいに落ちない原因となります。
石鹸汚れ
クエン酸で水垢が落ちないもうひとつの原因としては、石鹸による汚れが水垢に混ざってしまっている可能性が考えられます。石鹸そのものは水垢のミネラルと同様にアルカリ性ではあるため、掃除方法としてクエン酸を使うこと自体は間違ってはいません。ただし石鹸汚れは、しっかり落としきれず放置していることで、雑菌が繁殖してより頑固な汚れになってしまうことも珍しくありません。掃除用のクエン酸の濃度では十分に落としきれないことも多いです。固くなってこびりついた石鹸は、簡単に落とすことができません。
お風呂の水垢、クエン酸で落ちない時に試して欲しい方法4選!
「クエン酸で落ちないとなればもう打つ手はないのでは」と思われた方、諦めるのはまだ早いですよ! クエン酸意外にも実際に効果があったという方法をいくつかピックアップしてきました。今からすぐにできる方法もありますので、是非試してみてください。
クエン酸パックをする
クエン酸で落ちなかったのにクエン酸ってどういうこと? と疑問に感じるかもしれませんが、クエン酸をより密着させるこの方法で水垢汚れが解消することもあります。また既にクエン酸を試したという方であれば手元にあるもので試せますので、ダメもとでも試してみる価値はあります。まずはクエン酸水(もしくはクエン酸の洗剤)を鏡の水垢にまんべんなく吹きかけ、上からキッチンペーパーをグッと押し付けて密着させます。本来であればこのままでも問題ありませんが、更に密着度を高めるためにラップで上から押さえつけると効果が上がります。最低でも30分程度、できれば2~3時間程度放置し、ラップとキッチンペーパーをはがしてクエン酸水をふき取り完了です。クエン酸がより密着するためクエン酸をふきかけてすぐ拭くよりも効果が出やすいです。これで綺麗になればラッキーだと思ってチャレンジしてみてください。
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クエン酸+重曹パックをする
上の方法でも落ちない場合は、掃除用重曹を混ぜ合わせる方法を試してみてください。重曹は酸性の汚れを落とす力があるため、クエン酸と一緒に使用することでお風呂の水垢汚れに効果があります。クエン酸パックの要領で重曹をクエン酸と同じタイミングで使用するだけですので簡単です。重曹はぶくぶくと泡を出して反応しますが洗い流さずに上からパックをするようにしましょう。
強い洗剤を使用する
クエン酸や重曹は小さいお子さんがいても使える安全安心な掃除アイテムではあるものの、ひとつ難点としては、しぶとい汚れには効果が薄いという点です。クエン酸や重曹を使用したパックでも汚れが十分に落ち切らない場合は、さらに強い洗剤を使用してみるのもオススメですよ。例えば、キッチンであればキッチンハイター、お風呂場であればパイプクリーナーをキッチンペーパーに染み込ませて、汚れている部分をパックしたり擦り落とすのが有効です。ただしこの際に注意したいのが、ハイターやクリーナーが他の洗剤と混ざり合うことです。混ぜ合わせによっては人体に有害なガスが発生する可能性があるため、使用前には注意書きや併用禁止をしっかり確認し、守るようにしましょう。
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研磨剤を使用する
これでも落ちないとなると自宅にあるものだけでは水垢を落とすのは難しいです。できる限りコストをかけずになんとか自力で落としたい、という方には市販の商品に頼るのもおすすめです。商品名は様々ですが、お風呂の水垢に使える「研磨剤」がホームセンターなどで売られています。金額も700円前後のものが多く、何度でも使えるものも多いため金額の面でも試しやすいかと思います。クエン酸や重曹を使っても落ちない水垢は、物理的に削り取って落とすしかありません。これらの商品はできる限りお風呂の素材や鏡に傷をつけないように加工されており、商品を購入したら使い方に従って水垢に当ててこするだけで水垢が落ちるようになっています。ただし全ての水垢汚れに効くとは限りませんので購入前によく検討してみてくださいね。
どうしても落ちなかったらプロの業者に頼む!
4つの方法を全て試したけど全然落ちなかった、なんてことも水垢汚れの状況によってはあり得ます。ここまできたらいよいよ自力での解決が難しいと言わざるを得ません。頑固な水垢は削り落とすしかないとお伝えしましたが、だからと言って研磨剤などで無理にゴシゴシ削り続けてお風呂場の素材を傷めてしまうなんてことになったら、せっかく綺麗にしたくて磨いていてもこれでは本末転倒です。自力ではもうどうにもできない、これ以上自分でやるのは不安があるという方はプロの力に頼るのもありですよ。プロに依頼すれば一般家庭では準備をするのが難しいような専用の機械などで汚れを綺麗に落としていくことが可能ですので、自分でやるよりも綺麗になりやすいです。
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お風呂の水垢を防ぐためにはどうすればいい?
最終手段としてプロに頼むこともおすすめをしましたが、実は「プロだからどんな水垢汚れでも落とせる」わけでもないんですね。数年単位で放置してしまった水垢汚れや、何層にも重なってこびりついてしまった頑固な水垢汚れはプロの手でも完璧に落とすことが難しい場合もあります。もちろん全く落ちないということはありませんが、ピカピカの新品のような鏡にしたいという方にとっては満足できる結果にならないこともあります。水垢汚れは普段の生活の赤での蓄積ですので、そうならないためにも普段から水垢を予防していきましょう。最後に水垢を予防する簡単な方法をご紹介していきます。
水を拭き取る
お風呂を出る際などに簡単に水を拭き取るのが一番効果的です。水垢の原因は水が蒸発した後に残るミネラル成分にあるため、水が蒸発する前に一緒に拭き取ってしまえば水垢として残ることはありません。鏡の他に蛇口部分なども水垢が付きやすく汚れが目立ちやすい場所ですので、鏡をふくついでに拭いてあげるとお掃除の際にも楽ですよ。大切なのは水を残さないことです。
水切りワイパーを使う
お風呂を出ていちいちタオルを持ってきて拭くのはちょっと手間だな、という方は水切りワイパーもおすすめです。水切りワイパーはホームセンターなどで簡単に入手することができ、またコンパクトでプラスチックなどの素材を選べば、お風呂場に吊るして置くことができます。お風呂を出る前に水切りワイパーを手に取り鏡の水滴を取ってあげるだけでも、水を拭く方法よりは効果が劣りますが大きな水垢汚れを防ぐことができます。水切りワイパーの小さいものであれば片手で力をかけずぱっと水分を取り除くことができるため、手間いらずで便利なアイテムです。
石鹸はしっかり流す
お風呂の頑固な水垢汚れは石鹸の残りカスも大きな要因となっています。そのためお風呂から出る前に体だけではなく、鏡や蛇口、お風呂の椅子や床などをしっかりお湯または水で洗い流し石鹸が残らないようにしましょう。水垢を防ぐ対策にはなりませんが、水垢に酸性の汚れが混ざり込んでしまうことを防ぎお掃除用の際にちょっぴり楽になります。水垢は上からの積み重ねによってどんどん頑固になっていくため、日々ちょっとした対策をしておくだけでも後々全然汚れの状態が変わってきます。
洗剤を使用したこまめな清掃を行う
タオルで拭き取ったりしていても、どうしてもミネラル成分は残ってしまいやすいものです。そのため、定期的に酸性の洗剤を使用した清掃を行うことが、しぶとい水垢汚れを作らないためには大切です。また皮脂汚れに関しては、アルカリ性洗剤に変えて掃除するなど、汚れに応じた掃除アイテムの選定も大切です。こまめに掃除をすることで、水垢が残りにくくきれいな水回りを維持することができます。
まとめ
弊社では水回りトラブルの無料お見積り、修理を行っておりますのでお困りの際は是非ご連絡ください。関東エリア・東北エリア・東海エリア・関西エリアの各拠点にスタッフが待機しておりますので、お問い合わせから最短20分で駆けつけます。不安なことがありましたら是非ご連絡ください。