洗面所は意外にも汚れる場所です。歯磨き、髭剃り、ヘアセット、洗濯物を洗う、ペットのお風呂・・・ご家庭や家族構成などにより使い方はさまざまかと思いますが、その用途からつまりやすい場所でもあります。今はデザイン性の面から洗面ボウルが浅い洗面台も登場しており、一度つまりを起こしてしまうと溢れてしまう可能性もあります。今現在排水口がつまっていて困っている、排水管からの逆流に困っている、という方は是非この記事をご覧ください。簡単にできるつまり除去法について解説をしていきます。また今後使用していく上でつまりが発生しないよう、日常生活の中でできるつまり対策も一緒にご紹介していきますので、是非参考にしてみてくださいね。

排水口のつまりと逆流を見分けるポイントとは？

気付いたら洗面所の水が上手く排水されていない、なんてこともあるかと思います。洗面所の水漏れトラブルもさまざまですが、まずは排水口の表面がつまっているのか、排水管の内側がつまっていて逆流をしているのかを見極める必要があります。これは、排水口のつまりと逆流では応急処置の初期動作が違います。どうやって確認するのか？　ですが、見極め方法は簡単です。排水ボウルに溜まっている水の色を見るだけです。すべてのケースに当てはまるというわけではありませんが、もし見極める方法に困ったら、水の色を確認しましょう。

排水口のつまりの場合

排水口の表面がつまっているだけであれば、今使用した水が排水されずそのまま溜まっている状態です。そのため汚れた衣類などを洗っていない限りは基本的には流した水の色で透明、やや混濁した白色などになっているかと思います。排水口につまっているものにもよりますが、排水口部分に溜まっている髪の毛などが一緒に洗面ボウルに流れ出ることもあります。排水口のつまりの場合、対処法については後述いたしますので、このまま読み進めていただければと思います。

排水管からの逆流の場合

排水管からの逆流の場合、排水管内の汚れが一緒に出てきてしまっている状態で、色も茶色の場合が多いです。また下水のような臭いを発していることも多く、嫌な臭いを感じることがあります。排水管内の汚れは雑菌が繁殖していることによりドロドロとした黒っぽい汚れになっていることが多く、時間が経過した汚れの塊が一緒に逆流している場合があります。排水管からの逆流の場合、洗面ボウル下のSの字になっている排水管をバラして汚れをとる方法や、カバーラップを使い汚れを取り出す方法があります。しかし逆流の状態がひどく自分でも対処が難しい、という場合は迷わずプロの業者を呼び、つまりを取り除いてもらいましょう。

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洗面所の排水口のつまりは「溶かす」と簡単！

ではここから実際に、洗面所の排水口のつまりを取り除く方法について解説をしていきます。今現在つまりの症状がないという方でも、いざという時に備えておくと落ち着いて対処できるため安心ですよ。

洗面ボウルに浮いているゴミを取り除く

ほとんどの場合は、排水口の表面の汚れを取り除くことで問題なく排水できます。そのため排水口のつまりを取り除こうと、排水口を引き抜くことで溜まっていた水が排水管内に一気に流れ出してしまうことがあります。その時に一緒に洗面ボウルに浮いているゴミなどが流れ出てしまい、新たなつまりの原因となってしまうため、まずは洗面ボウルに浮いているゴミを取り除きましょう。

ヘアキャッチャーの汚れを取り除く

続いてヘアキャッチャー部分の汚れを取り除きましょう。ヘアキャッチャーは排水口の蓋のしたの部分にあり、手で簡単に引き抜くことができます。洗面所の排水口のつまりの場合、このヘアキャッチャー部分の汚れを取り除くことで基本的に解消します。時間が経っている汚れなどはドロドロとした状態になりヘアキャッチャー部分に絡みついていることもがありますので、その場合ヘアキャッチャーを取り外し、もう使わない歯ブラシなどでこするときれいに落ちます。ヘアキャッチャーを綺麗な状態にし、元に戻し、排水が正常に行われていればこれで作業は完了です。ヘアキャッチャーをしっかり設置できていないと汚れが流れ出てしまうため、しっかり設置できているかも一緒に確認しましょう。この作業を終えても水が上手く排水されずに洗面ボウルにたまっている、水の流れが悪いという場合は以下の作業に進みましょう。

パイプ洗浄剤で排水管内のつまりを溶かす

ヘアキャッチャーを掃除してもダメだった・・・という場合は、排水口やヘアキャッチャーだけではなく、排水管の汚れが大きくなってしまっているために排水不良を引き起こしていることが考えられます。排水管内は手が届かない部分ですので、パイプ用洗剤を使って汚れを除去していきましょう。パイプ洗剤は、ホームセンターや一部スーパーマーケットなどで簡単に購入することができますので、万が一の際に備えて一本持っておくと便利ですよ。パイプ用洗剤は汚れ除去を手を使わずに行うことが想定されているため、強力な洗剤となっています。素手で触らないよう注意し、他の洗剤と混ぜ合わせない、喚起を行う、使用時間を守るなどして使うようにしましょう。パイプ用洗剤は排水管内に規定量を流し込み、洗剤の規定時間にもよりますが数十分放置し、その後水を流して完了です。汚れを溶かすだけという簡単な作業ですので、お困りの方は是非実践してみてくださいね。

それでも排水が上手くいかない場合は？

記事に書かれている方法を試したけれど、全然効果がなかった、またはすぐに同じような状態になってしまい繰り返すという方は、排水管内の汚れそのものによる排水不良が考えられます。排水管はどれだけ綺麗に使うことを意識していても、使っているうちに必ず汚れが付着していき、どんどん排水管内部を埋め尽くしていってしまいます。その結果汚れがつまりやすくなったり、排水スペースが狭くなり排水不良を引き起こしてしまうのです。対処してもどうにもならないという場合は、プロの業者による高圧洗浄、または排水管の交換の必要があります。つまるほどじゃないけど、なんだか洗面所の水の流れが悪いな、という状態でパイプ用洗剤でも解決しない場合、迷わずプロの業者に相談するようにしましょう。

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洗面所のつまりを予防する方法は？

洗面所は毎日使う場所ですので、できればトラブルなく過ごしたいですよね。洗面所の排水口や排水管のつまりは、日常生活の中で予防することが十分に可能です。またつまり予防を行っていくことで、排水管の寿命を長く保つことにもつながります。最後に洗面所のつまりを予防する方法について解説していきます。今後の日常生活の中に、是非取り入れてみてくださいね。

体毛やペットの毛はそのまま流さない

体毛やペットの毛は、ヘアキャッチャーにたまるだけではなく、ヘアキャッチャーを通り抜けて排水管内に流れてしまうことがあります。そのためそのまま流さず、ティッシュペーパーなどで絡めとりゴミ箱に捨てるようにしましょう。意外に盲点なのが「髭」です。髭は小さいため流しても問題ないだろうと、ついそのまま流してしまいがちですが、排水管内の汚れに絡みつきやすいです。髭そのものが汚れの原因になることはあまりありませんが、その他の原因と重なることでつまり汚れを大きくしてしまうことがあります。シェイバーの種類によっては髭だけを取り除くのが難しいタイプもありますが、可能な場合は髭などもティッシュで取り除くことも意識してみましょう。

定期的に洗面所の掃除を行う

つまり汚れの原因は、石鹸カスや洗面ボウルに付着した汚れなどが流れ出ることによって発生することもあります。そのため石鹸置き場や洗面ボウルは、定期的に掃除を行いきれいな状態を保つようにしましょう。定期的に掃除をすることで、水垢がこびりついてしまったり、人の体からでる垢によってベタ付いてしまうといったことも予防できます。ヘアキャッチャーの汚れも歯ブラシなどで丁寧に取り除くことで、雑菌が繁殖することを防ぎ、嫌な臭いやつまりの原因を取り除くことができます。毎日できる方は毎日、忙しいという方でも週に2～3回掃除できるようにすると、綺麗な状態を保つことができ、排水口のつまりを予防することができます。

定期的にパイプ用洗剤で汚れを溶かす

どんなに気を付けていても、排水管に汚れは流れ出てしまうものです。そのため週に1回程度、パイプ用洗剤で排水管内に溜まってしまった汚れを溶かして除去するようにしましょう。こうすることで排水管内の汚れつまりが大きくなる前に対処でき、排水不良やつまりによる逆流を防ぐことができます。

プロの業者にメンテナンスを行ってもらう

排水管のメンテナンスという言葉は聞きなれない方もいらっしゃるかと思いますが、排水管は定期的に業者によるメンテナンスを行うことで、水漏れトラブルの予防や早期発見をすることができます。また高圧洗浄機などを用いて排水管内を綺麗に保つことで、大きな水漏れトラブルを防ぐこともできます。水漏れが発生したら業者を呼ぶもの、といったイメージが付きやすい水回り設備ですが、事前に予防することが一番大切なことです。水漏れトラブルが発生してしまうと修理代も高くなってしまうため、定期的にメンテナンスをしていきましょう。

まとめ

弊社では水回りトラブルの無料お見積り、修理を行っておりますのでお困りの際は是非ご連絡ください。関東エリア・東北エリア・東海エリア・関西エリアの各拠点にスタッフが待機しておりますので、お問い合わせから最短20分で駆けつけます。不安なことがありましたら是非ご連絡ください。