歯磨きやヘアセットなどの身だしなみ、洗濯物の手洗いなど、洗面台はさまざまな用途で毎日使いますよね。洗面台は、日々の生活には欠かせない水回り設備のひとつです。しかし洗面台を使用する家族が多い、家で仕事をしているから洗面台をよく使うなど、洗面台の使用頻度によっては洗面台に負荷がかかりすぎてしまっていることもあります。その結果、想定していなかったタイミングで突然水漏れしてしまうこともあります。こんな時、多くの方が焦ってしまい、対処法に悩まれるかと思いますが、洗面台の水漏れトラブルは事前に対処法を知っておくと、万が一トラブルが発生しても落ち着いて対処することができます。また、DIYなどに慣れている方であれば、内容によっては自分で修理できるものもあります。今回はそんな洗面台からの水漏れに関して、水漏れを起こしている場所別の対処法について詳しく解説していきます。
水漏れ箇所別の原因と対処法
ではさっそく、水漏れしている箇所別の修理方法について詳しく解説していきます。また、水漏れしている原因についても知りたいという方は多いかと思いますので、水漏れしてしまう原因についても触れていきます。まずは慌てず水漏れしている箇所を特定し、水漏れ箇所別に対処してみましょう。
※各作業に入る前に必ず行うこと
どんな作業や水漏れに対しても、まずは流れ続ける水を止める必要がありますので、洗面台の止水栓をしめましょう。洗面台の止水栓は、洗面台下の排水管横などに設置されていることがほとんどです。蛇口のようなひねりが付いていることもあれば、マイナスドライバーを差し込んで回し込む必要のあるものもありますので、必要に応じてマイナスドライバーを用意しましょう。止水栓をしめればまずは問題なく水が止まります。これ以降の作業は、工具を使用したり部品を自分で調達する必要がありますので、「難しい」「よく分からない」と不安があるようであれば、この段階ですぐにプロの修理業者に依頼するようにしましょう。またDIYに慣れているという方でも水漏れ修理を完全に直すのは難しい場合も多いですので、対処方法を行った後に必ずプロの業者に連絡し、問題がないか確認してもらうようにすると安心ですよ。
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蛇口の吐水口からの水漏れ
▶原因
蛇口の吐水口からの水漏れの原因のほとんどは、ケレップ(節水コマ)と呼ばれる部品の劣化や摩耗です。吐水口を分解していくと、凸状の部品が確認できるかと思います。その特徴的な部品がケレップです。このケレップの劣化や摩耗の度合いによっては、ポタポタと少量の水が流れ出るような水漏れの場合もあれば、ドッと流れ出るようにして水漏れしてしまうこともあります。どちらの水漏れにしても内部部品の問題であれば、止水栓を閉める前の段階で蛇口をしめても水漏れが続きます。
▶対処方法
ケレップは、ホームセンターなどでも比較的簡単に入手できる部品のひとつです。しかし、蛇口のメーカーや品番によって使えるケレップが変わってきますので、部品を買う際はメーカーと品番に注意をして購入するようにしましょう。
接続部分からの水漏れ
▶原因
蛇口のハンドルと本体から水漏れしている場合は、ハンドルと本体の接続部分のゆるみが考えられます。この場合は故障というよりは、使用しているうちにゆるんでしまってりるだけですので、接続部分を締め直すだけで水漏れは収まります。しかし、接続部分を締め直しても水漏れが収まらない場合は、本体内部にあるパッキンの摩耗や劣化が考えられます。
▶対処方法
まずはスパナやレンチなどを使用し、接続部分のナットを掴んで締め直しましょう。その際に締めすぎると、蛇口やナットに負荷がかかってしまい、破損の原因になりますので、力加減には注意が必要です。接続部分のゆるみを取り除いた後に一度止水栓をあけ、水漏れがあるか確認しましょう。水漏れが続いているという場合は、再度止水栓をしめ、本体内部のパッキンを新しい物に交換することでほとんどの場合は水漏れが落ち着きます。パッキンはホームセンターなどで簡単に入手ができますが、規格が違うと入りませんので、購入前に使えるパッキンかどうかを確認しておくとスムーズです。
床と配管の取り合い部分からの水漏れ
▶原因
実は意外多くて気付かれにくいのが、床と配管の取り合い部分からの水漏れです。これは床と配管部分のズレにより引き起こされる水漏れで、目に見えにくい床部分がじわじわと水漏れしていきます。少量の場合は数ヶ月気付かないなんてケースも珍しくなく、床や周辺部材の腐敗、腐敗などによる臭い、水道料金の値上がりなどの異変によって気付くケースが多いです。床と配管部分は基本的にはズレにくい構造であるものの、劣化によって部品が摩耗することによってズレてしまうこともありますし、地震などの揺れや衝撃によって徐々にズレてしまうこともあります。
▶対処方法
床と配管のズレは、基本的には業者による修理が必要となります。しかし応急的な処置であれば、ズレている部分に防水テープを巻きつけたり、パテを塗り込むなどして対処することは可能です。とはいってもあくまでも一時的な処置で、場合によってはパテなどが固まってしまい修理の妨げになることもありますので、応急処置をした後でも必ずプロの業者に修理を依頼するようにしましょう。
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排水管からの水漏れ
▶原因
排水管からの水漏れは、排水管の劣化や衝撃が加わったことによるひび割れが原因であることが多いです。排水管ですので、この場合止水栓には関係なく、水を流すのをやめればそれ以上水漏れが悪化することはありません。排水管からの水漏れも床部分と同様気付きにくいものですが、異臭やカビ臭さなどにより気付くことが多いです。
▶対処方法
排水管の交換は業者に行ってもらう必要がありますが、今の水漏れを悪化させないためには、排水管の下にバケツなどを置き流れ出てくる水を受け止めることができるようにしておきましょう。また修理が完了するまでは水は使わないようにするのが、望ましいです。小さな亀裂であれば、防水テープを巻きつけることで、一時的に使うことができる場合もありますが、無理に使い続けようとせず早めに業者に修理依頼をしましょう。
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洗面所の水漏れを予防する方法はある?
面所の対処法は、特にDIYなどが不慣れな方にとっては難しく感じる内容も多かったのではないかと思います。大変な思いをする前に、できれば水漏れが起きないように注意したいところですよね。では、ここから洗面台の水漏れを日々の生活の中で予防する方法について解説をしていきます。日頃から水漏れに対して関心を持ち注意をしておくことで、大きな水漏れトラブルを防ぐことにもつながりますので、是非実践してみてください。
日頃から水漏れの確認を行う
大きな水漏れトラブルにしないためにも、日ごろから掃除の際や洗面台を使用した際などに、蛇口や排水管などから水漏れしていないか確認するようにしましょう。突然水漏れが発生してしまうことももちろんありますが、多くの場合は水漏れの予兆が現れます。例えば蛇口のハンドルがゆるくなってきた、水がわずかだけど漏れ出ている、洗面台下部の排水管がある辺りが湿っぽい・・・などです。こうした予兆に気付くためには、日頃から注意して確認していくことが必要です。特に排水管部分は気付きにくい場所ですので、意識的に確認する必要があります。
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業者に定期的なメンテナンスを依頼する
内部部品の劣化や排水管の劣化などは、プロの業者でなければ交換の判断が難しい場合もあります。また適切なタイミングで交換をすることで、水漏れを事前に防ぐことができ、大きな二次トラブルにつながる前に阻止できます。そのため、洗面台を含めて家の中の水回り設備は、定期的にプロの業者にメンテナンスを依頼することをオススメします。つい最近もとある自治体の施設が、配管トラブルによりトイレが使えない、天井から水漏れしている・・・などとニュースに取り上げられている事例がありました。実はこうしたトラブルは一般的な住宅にも起こりやすく、洗面台もその可能性があるひとつの水回り設備です。大きなトラブルにつながる前に、業者にメンテナンスを依頼し不安を取り除いておきましょう。
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まとめ
弊社では水回りトラブルの無料お見積り、修理を行っておりますのでお困りの際は是非ご連絡ください。関東エリア・東北エリア・東海エリア・関西エリアの各拠点にスタッフが待機しておりますので、お問い合わせから最短20分で駆けつけます。不安なことがありましたら是非ご連絡ください。