マンションには主に賃貸と分譲がありますが、分譲の場合は必要なリフォームなどがあれば、行っていい契約であることがほとんどです。そのため入居前や、暮らしていて不便に感じてきた部分などを、思い切ってリフォームされる方はとても多いです。その中でもとても多いリフォームが、水回りリフォームです。水回りが快適になると、生活の質もあがりますし、見栄えもよくなり魅力的なリフォームですよね。しかし戸建て住宅とは違い、マンションのリフォームには注意点もいくつかあります。本記事ではそんなマンションの水回りに関する工事について注意したいことや、水回り別の費用相場について詳しく解説をしていきます。
マンションの水回りリフォームで注意すべき点とは？
リフォームは、建物の原型をとどめたまま部分的な工事を行うことで、費用を抑えながら問題点を改善することのできる便利な工事です。しかし、リフォームをするからと言って、なんでも思い通りにできるわけではありません。構造による制限や、建築基準法による制限もありますし、マンションであればその他の住戸や規約などによる制限も発生します。そのためここでは、マンションのリフォームを行う前に意識して覚えておきたい注意点について、詳しく解説をしていきます。
管理組合の規約
マンションには、マンションの共用部などを管理・維持するための、管理組合が存在しています。マンションを購入したら必ず全員が入る組合のことで、全員がマンションの資産価値を維持するために管理組合の一員になる必要があるのです。そんな管理組合には、多くの場合規約が設けられており、リフォームに関する規定が定められていることも多いです。リフォームの内容によっては、マンションの資産価値を著しく損なう可能性もあるため、「ここまでのラインならリフォームしていいですよ」「これ以上はだめですよ」といった規定があります。そのため、マンションをリフォームする前には、まずは管理組合の規約を確認し、リフォームをしていいのか、またどこまでのリフォームは認められれているのかを確認しましょう。特に水回りにおいては、水回りを現状の場所から動かしてはいけないとしているケースも多いため、注意が必要です。
法的な規制
マンションに限らず全ての建物において、リフォームを行う際には法的な制限に触れていないか確認をしなければいけません。多くの場合リフォーム業者が確認をしてくれたり、自治体への相談を代行してくれますが、万が一法的な規制をやぶってしまうと建築法違反になる可能性もあり、建物の資産価値を損なう事態になってしまいます。そのため、リフォーム前には自分でも法的な規制に触れていないか確認をしておくと安心です。リフォーム内容と法規制の関係性がよく分からない、という場合は、お住まいの地域にある役所の建築課などで相談を行うこともできます。
工事中の制限
マンションでは上下左右に住居がある環境の方も多く、工事中の騒音トラブルに発展する可能性もあります。そのため、管理組合の規定やマンションの管理会社などから指定されている工事中の制限には、注意し守る必要があります。基本的には業者が騒音に関する説明を行いますが、状況に応じて近隣住民の方に自分も一緒に挨拶に行くなどの対策もしておくと、大きなトラブルに発展することを防ぐこともできます。また、工事の時間に関しても必ず守る必要があります。早朝・夜中の工事は、近隣住民の生活にも影響が出てしまいますので、必ず規定に従うようにしましょう。
マンションの水回りリフォームではどんなことができる？
マンションのリフォームでは、さまざまなことに注意をしなければいけない、ということを知っていただけたのではないでしょうか。共同住宅ならではの特性もあるため、戸建て住宅よりも大変な部分もある水回りリフォームです。では、実際にマンションの水回りリフォームを行うとなった場合は、具体的にどのようなリフォームができるのでしょうか。マンションによって可能な範囲が異なる可能性がありますが、一般的な範囲でできる水回りリフォーム内容についてみていきましょう。
設備の交換やアップグレード
既存の設備が劣化していたり、使いにくいという場合は、設備の交換やアップグレードを行うことが可能です。例えばキッチンの配置を変えることはできないけど大きさを変えることができる、という場合に、I型からL型へ変更することも可能ですし、同じ形のものでも新しいキッチンに変更することで、使いやすいキッチンに変えることができます。
床材や壁材の変更
設備だけではなく、劣化したり好みではない床材や壁材を変更することもできます。ペットがいるご家庭ではかたいフローリングからクッションフロアに変更する方もいらっしゃいますし、水回りの外観や掃除のしやすさを重視してタイルに変更される方もいます。家族構成や生活の仕方、好みなどによって、適切な床材や壁材なども変わるため、水回りのリフォームではとても人気のあるリフォーム内容です。
配管の交換
分譲マンションの場合、各住戸にある配管の管理は購入者が行うことがほとんどです。古くなった配管を交換するために、リフォームを行う方もいらっしゃいます。配管の劣化は万が一水漏れしてしまうことで、下階への影響も懸念されますし、賠償責任も発生します。そのため、特に築年数が古いマンションであれば入居前に配管の交換を実施される方は多いです。
照明の交換や増設
照明の交換や、間接照明の増設なども、水回りのリフォームでは人気があります。手洗いや歯磨き、身支度などを行う洗面台では明るく自然光に近い照明が人気ですし、トイレなどの個室では暖色の照明やアクセントにもなる間接照明の増設も人気です。水回りといっても場所によっては必要な照明の色や数も変わってきますので、後から増設したり変更される方は多いです。
収納の増設
水回りのデザインにこだわっているマンションなどでは収納が少なかったり、家族の人数が増えたなどで収納が足りなくなった、というご家庭は多いです。そのため、マンションのリフォームでは収納の増設に関するリフォームがとても人気です。
マンションの水回りリフォームの費用相場とは？
水回りのリフォームは、行う工事や使う設備のグレードによっても大きく金額が変わってきます。そのためここでは、一般的にかかる水回りのリフォーム費用の相場について、解説をしていきます。ただしここでご紹介する費用は、あくまでよく行われているリフォーム工事に対しての相場です。リフォームは住宅によってケースバイケースですので、リフォームを決める際には複数業者から見積もりをもらって見比べることが大切です。
キッチンのリフォーム費用相場
キッチンのリフォームでは、多くの場合既存のキッチンの交換をすることがほとんどです。そのためキッチンのリフォームは比較的高額になりやすく、中間グレードのシステムキッチンへの交換でおおよそ80万程度、形状やグレードによっては120万円ほどすることもあります。その他キッチンのリフォームでよく行われている蛇口の交換のみや、床材の交換のみの場合は3万円程度～20万円以内で収まることがほとんどです。
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トイレのリフォーム費用相場
トイレのリフォームで多いのが、便器の交換や床材の交換です。便器単体の交換であれば30万～50万円程度、床材の交換は選ぶ床材にもよりますが、2万～6万円程度です。その他にトイレでは収納の増設が人気で、収納増設の費用相場は2万～6万程度となります。ただし、ゴミ箱一体タイプなどの大型収納の場合は、20万～30万円程度となることも多いです。
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浴室のリフォーム費用相場
浴室のリフォームでは、浴室暖房機の設置や浴室の段差の解消、手すりの増設などが人気リフォーム工事となります。それぞれの費用相場としては、浴室暖房機の設置では30万～50万円程度、浴室の段差解消では5万～10万円程度、手すりの増設では5万円程度であることが多いです。しかし浴室全体の劣化などにより、浴室全体を交換する場合の費用はユニットバス形式で150万～250万が平均的な費用相場となります。
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洗面所のリフォーム相場費用
洗面台のリフォームでは、どの大きさの洗面台にするかが費用に大きく関係してきます。古いモデルと同規格であれば10万円以下で済むこともありますが、最新型の洗面台で既存と同じ大きさとなると20万円程度が費用の相場となります。更に収納の追加や三面鏡などのオプション、洗面台の拡大などを行う場合は30万～40万円ほどが費用相場となります。
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まとめ
弊社では水回りトラブルの無料お見積り、修理を行っておりますのでお困りの際は是非ご連絡ください。関東エリア・東北エリア・東海エリア・関西エリアの各拠点にスタッフが待機しておりますので、お問い合わせから最短20分で駆けつけます。不安なことがありましたら是非ご連絡ください。
